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渋野は全英オープンの再現ならず、穴井詩がプレーオフを制す!【NEC軽井沢72ゴルフトーナメント】
LPGAツアーの『NEC軽井沢72ゴルフトーナメント』。
今大会も相変わらずの“シブコフィーバー”。
公式グッズの渋野日向子選手のネーム入りタオルは即売切れ、会場周辺は大渋滞となる盛況ぶり。
そして最終日最終組で渋野選手が優勝争いを繰り広げたわけですからね。
会場のボルテージは最高潮です!
最終ホールで痛恨の……
今大会の主役もやっぱりこの人、渋野日向子選手。
2日目を終えて首位と1打差の2位タイ。
最終日は最終組でスタートという、本人もギャラリーも、そして大会関係者にとっても最高の展開。
本当に彼女は『持ってる人』なのかもしれませんね。
これだけのプレッシャーに萎縮するどころか、むしろパワーに変えてしまうんですからね。
最終日も得意のパットが冴えわたり、要所要所でバーディーを決めていきます。
そして首位タイで迎えた最終ホール。
バーディーパットは少し長めの下りのライン。
これを決めれば優勝、あの全英オープンと同じようなシチュエーションに皆が期待と興奮を抑えながら見守ります。
しかし持ち前の強気のパットは残念ながらカップ横をすり抜けてしまいました。
返しのパットも外してしまい、この日初めての、そして痛恨のボギーで惜しくも優勝を逃してしまったのでした。
それでも堂々の3位タイフィニッシュ。
渋野選手の好調ぶりと“シブコフィーバー”はしばらく続きそうですね。
優勝は穴井詩選手!
そして今大会で劇的な勝利を飾ったのがベテランの穴井詩(らら)選手。
ツアー屈指の飛ばし屋として有名で、得意とするパー5では2日目にイーグルを記録。
最終日も勝負どころの16番ホールで2オンに成功、ここでのバーディーが効いてプレーオフに進出しました。
プレーオフではイ ミニョン選手を振り切り、2年ぶりのツアー3勝目となりました。
最終日は圧巻の7バーディーノーボギー。
得意のパー5だけでなく、パー4とパー3でもまんべんなくバーディーをゲット。
優勝に相応しい安定感抜群のプレーを披露しましたね。
今回の優勝で賞金ランキングも4位にジャンプアップ。
あと穴井選手の素晴らしいところは開幕から全24試合に出場しているところ。
このままツアー最終戦まで連続出場、そして自身初の複数回優勝に向けて邁(まい)進してほしいですね。
パット巧者が試合を制す!
今大会を観ていて改めて感じたのがパットの重要さ。
優勝した穴井選手もパットが非常に安定していましたし、渋野選手も最終ホールを除けばパットでバーディーを量産してスコアメイクをしていました。
対象的に渋野選手と最終組を回った原英莉花選手はショットが絶好調だったにも関わらず、パットがことごとくカップに蹴られて優勝争いから脱落してしまいました。
『パット イズ マネー』とはよく言ったものですね。
来週のLPGAツアーも熱戦に期待しましょう!!
それでは、また♪