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ゴルフ動画

オニオンスライス

あなたならどうする?トッププロのピンチ脱出法①

深いラフ? 木の根元? 浅いクリーク?

ボールは見えるけど、どうやって打てばいいのよ!

ゴルフも人生と同じで、いつもフェアウェイの真ん中を歩けるわけではありません。それが、我々アマチュアゴルファーなら、なおさらです!

でもアマチュアの場合は、そんなピンチの時には様々な救済措置、ローカルルール、または暗黙の了解のようなものを適用して1打、2打、または0打罰で脱出することができます。

しかし、プロのトーナメントの場合はそうはいきません! 

そもそも立つ場所がないんですけど!

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2015年、ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップ。

第2ラウンドの17番ホール、パー3。

予選通過ギリギリのスコアとなっていたマット・クーチャー選手。

17番ホールのティーショットがショートしてしまい、あわや池ポチャ! ボールはこの日のクーチャー選手のスコア同様ギリギリのところで池の縁に止まりました。

ところが、あまりに池の縁に近かったためアドレスを取るスペースがありません!

アマチュアならば「ちょっと動かすね!」と1打罰(または0打罰?)で簡単にピンチを脱出できるかもしれませんが、プロの世界ではそうはいきません!

選択としては左打ち? それとも一度反対側にレイアップ? が一般的かもしれません。

もしも、このホールを落とすと予選通過もかなり厳しくなるという大事な一打!

しかし、クーチャー選手のイメージしたスイングは、我々の想像のはるか向こう側でした?! 

まずは実際の映像をご覧ください!

いかがでしたでしょうか? こんな打ち方想像できますか?

結果的にクーチャー選手はこのホールをボギーとして、予選通過はできませんでした。

が、その大切な1打を「後ろ向き右手1本打法」で勝負をしたクーチャー選手のアグレッシブな挑戦はおおいにギャラリーを沸かせました。

まとめ

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クーチャー選手はプレジデント・カップやライダー・カップで何度もアメリカ代表メンバーとなっている、トップ中のトッププロです。

そんなゴルファーが1打に執着して泥臭く必死に予選通過を目指す姿は、スマートにギブアップするプレーヤーよりもずっと素敵です。

アマチュアの場合でもスロープレーに気をつけながら、知恵とイメージをフル活用してクーチャー選手のように1打にこだわるのも悪くないかも。