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ライフスタイル

レッスンプロ・クラフトマン 河野

「本当に練習しないプロ」ブルース・リツキーの逸話の数々

こんにちは。

レッスンプロ・クラフトマンの河野です。

今回は、私が思う「現代の名人や達人」のお話をさせていただきます。

最初に取り上げる方は、今年の7月28日にお亡くなりになったブルース・リツキー氏です。

ゴルフに大切な事を悟った人。

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私が次に書く本の中で取り上げようと思っている方達の事を書いていきます。

USPGAを見ていますと、大きな試合だけに出て来て、そこそこ良い成績を残す選手が時々現れます。

それに、シーズンオフにほとんど練習もせず、シーズンが始まるとシードを決めてしまう選手もいます。

今回取り上げるプロゴルファーのお名前は、今年の7月28日に67歳で亡くなったブルース・リツキー氏です。

その名前を聞いて記憶にある方は、結構マニアックな方でしょう。

故ブルース・リツキー氏は、オフシーズンは練習を一切しないという逸話から話させていただきます。

練習をしない逸話。

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「練習をしない」

実はそれは単なる噂で、本人は人に見えないところで、死に物狂いで練習をしている、そういうプロゴルファーのほうがプロらしい逸話ですが、故ブルース・リツキー氏は、数々の逸話が練習をしないプロゴルファーとして証明されています(何か変な証明ですが)。

そのシーズン最後の試合が終わって専属キャディーが悪戯(いたずら)にドライバーのヘッドカバーを被せる時に、バナナの皮を一緒に入れたそうです。

いくら、練習をしない選手でも、オフシーズンに一度や二度はゴルフをするだろうと思ってした悪戯ですが、その腐ったバナナの皮の被害にあったのは、入れた本人(専属キャディー)でした。

つまり、故ブルース・リツキー氏は、オフシーズン中は練習を一切せず、一度もクラブに触る事もなく、次のシーズン最初の朝の練習場までクラブに触れずに何の心配もなくオフシーズンを楽しんでいたのです。

日本でも試合に出場していますが、アルバイトの学生キャディーがゴルフバッグを開けたところ、干からびたタオルと塩を吹いたシューズが出て来たそうです。

リツキーいわく「いや、雨の後2週間そのままだったよ」と笑ったそうです。

全米シニアオープン優勝。

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そのような人物のため、逸話には事欠きません。

名門ヒューストン大学を出て、半年ほどゴルフを止めています。

理由は、「飽きたから」です。

故ブルース・リツキー氏は、USPGAで13勝、シニアツアーでは7勝し、全米シニアオープンにも勝利しています。

1981年には、ライダーカップの選手にも選ばれています。

コンパクトなトップから高いフェードを持ち球として活躍しましたが、ゴルフより家族を大切にするライフスタイルで、毎年8月はツアーのシーズン中にもかかわらず長期休暇を取っていました。

そのためメジャーの試合は、シニアになってから勝利しています。

スイングの安定感は素晴らしく、今でも通用する切れのあるとても良いフェードスイングです。

リツキー氏は、ゴルフに大事な事がいつでもできて、恐らくそのチェックポイントも少なかったのでしょう。

そういう選手は現代の名人や達人でしょう。

ブルース・リツキー氏のご冥福をお祈りいたします。

レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。