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PAR RUSH 01
あまりにも遅いグリーンに「えっ!」上達シリーズ第44回
皆さんは、普段どのくらいの速さのグリーンでプレーしていますか?
速いグリーンは時々ありますが、極端に遅いグリーンには、そんなにお目にかかりません。
今回は、びっくりするくらい遅いグリーンで、全員タジタジとなった報告です!
たまにグリーンが遅いコースに当たることはありますが
グリーンを売り物にしているようなコースでは、管理が難しい夏でも、ある程度の速さのグリーンには仕上げています。
今回は、女子プロトーナメントを開催したコースだったので、ある程度の速さだろうと思っていました。
キャディマスター室前には、グリーンの速さは8.5ft(フィート)と表示されていました。
これを見て、「あ、遅いんですね!」と同伴者と会話をして、練習グリーンでパットの練習を始めました。
確かに遅い! でも、いつも感じている8.5ftの速さとは、まったく違う感じでした。
これは、8.5ftはないんじゃないか? そう思いながら、タッチを合わせる練習はしました。
でも、この速さでグリーンが大きくアンジュレーションがあったら大変だな、と思っていました。
こんなに、アンジュレーションがあって遅かったらわからない!
実際のコースのグリーンは、さらに大変でした。
練習グリーンでは何発も練習パットが打てるので、1発ショートしても良いのですが、本番では一発勝負です。
やはり、普段のゴルフで身体に染みついた距離感は、そんなに簡単に極端に遅いからといって、強く打つことはできません。
こうして、3パットの連続、さらには4パットもありと、スタートからこのグリーンでは無理だ! という言葉が出るほどでした。
さらに、グリーンのアンジュレーションが半端なく、端に乗ったらとんでもないパットが待っていました。
また、“芽”も効いていて、逆目の上りなどは、ボールが跳ねるぐらいの強さで打っても届かない、という状況でした。
こうして、「わからない」という言葉が、メンバーから次々と出ました。
キャディさん曰く、このタッチに合ったら他のコースでは大変ですよ!…そんな!
グリーンに散々に痛めつけられて、前半も終わろうとする頃。
キャディーさんが口にした言葉に、全員衝撃を受けて、今日はダメだと観念しました。
「このグリーンのタッチに合ったら、他のコースでは大変ですよ!」
…何ということを言うのか?
「適当にやってください。このコースではタッチを合わせない方が良い。スコアは二の次にして」ということなのですか?
それにしても、今日のグリーンの速さは、8.5ftなんてまったくなくて、8ft以下じゃないかと思いました。
グリーンだけを考えれば、とてもトーナメント開催コースとは言えません!
全員、今日のグリーンのことは忘れよう! という言葉で、ラウンドを終えました。