Gride

gettyimages/1126164208

初心者

ぽーりー

コースで教える!その④初心者ゴルファーとのラウンドにて

スタートホールをダボ(ダブルボギー)で上がった初心者ゴルファーの友人は、気分上々に次のホールに歩を進めます。

朝一ショットを思いっ切り右に曲げた私はボギーでしたので、危うくスタートから負けるところでした。

2番ホールは距離は短いが急激に右にドッグレッグしていて、嫌な所にバンカーを配したホールです。

友人もホールの思惑通り、バン入(※)しました。

※バン入……打ったボールをバンカーに入れること

【ケース⑦】バンカーショット

gettyimages/530775062

ティーショットを思いっ切りダフり、何度か打った後にラフから7番アイアンで会心のショットを打った友人の球は、距離のある(約50ヤードくらい?)バンカーに入りました。

友人も私もこの状況に絶望していました。

彼の話ではまともにバンカーから出たことがなく、以前のラウンドでは入る度にアンプレアブルの宣言を同伴プレーヤーより強要されたそうです。

しかし今日はレッスン、きっちり脱出してもらいましょう。

バンカー内では構えた時にクラブの底(ソール)をバンカーに付けてはいけないことから教え、

①膝を曲げて重心を低くする
②フェイスを開いて普通のアプローチの感覚で打つ

を伝え、ピッチングウェッジで打ってもらいました。

結果はクリーンにボールをとらえ、グリーンを越えて奥のバンカーに着弾しました。

距離の近いバンカーでも基本は変えずに、振り幅とクラブをサンドウェッジに変えただけで打ってもらい、2回でグリーンに乗せることができました。

これは今までの彼の経験からでは上々の結果ではないでしょうか。

【ケース⑧】左足上がりにて

gettyimages/1042782682

2ホール目もきっちり2パットで上がった友人、パターについてはセンスがあるようです。

3ホール目はセカンドショットからグリーンまでずっと上っていくホールです。

まずは何も言わずに打ってもらいましたが、思った通り空振りしてくれました。思惑通りでニヤけていたところを怒られました。

左足上がりでは傾斜の性質上どうしてもヘッドアップしやすく、友人も思いっ切りヘッドアップした結果が空振りでした。

ここでのアドバイスとして、膝の高さを変えずに打つことを意識してもらいました。

頭の高さを動かさないというのは通常のショットでも必須なのですが、傾斜地では平らな所と比べてバランスを崩しやすいので、膝の高さを変えなければ下半身が安定しますし、同時に頭の高さも変わりにくくなります。

ダフリのミスも少なくなります。

アドバイス後のショットは、トップ気味でしたがまぁまぁの結果となりました。

その④のまとめ

gettyimages/86808445

距離が長い&短いバンカーショットをやり、3ホール目までに左足上がり・下がりの両方をやりと、3ホールでなかなか濃い内容のラウンドになっています。

ラウンドしたコースが良いコーチ役になってくれているのか、はたまたコースの思惑にまんまとハマっているのかは分かりませんが、ラウンドレッスンとしては中身のあるものとなっております。

次回は池越えのショートホールとめちゃくちゃ長いロングホール(パー5)です。

「池を気にするな」とはよく言ったものですが、気にならない訳ないですよね。