ライフスタイル
PAR RUSH 01
この状況でのアプローチを考える〈2〉〜コース実戦での挑戦〈5〉
パーオン率が高くないアマチュアのスコアを左右するのは、アプローチの成否です。
アプローチも様々な場面に遭遇して、自分が持っているアプローチの引き出しと相談して、その対応を考えることになります。
このシリーズは、アプローチの各場面で、何を考えてどのように対応したかを伝え、皆さんのコースでのラウンドでの参考にしてもらおうというものです。
目次
寄せワンを狙いたいアプローチ その①〜簡単そうに見えて様々なことを考える状況!
距離は、ピンまで20ヤード程で少し左足上がりのライです。
ボールは花道の良いライにあります。一般的には、それほど難しくないアプローチのように思えますが、問題はグリーンエッジからピンまでの距離がないことです。
直接グリーン面に落とすと、ピンの奥まで転がってしまいそうです!
寄せワンを狙いたいアプローチ その①〜このように対応!
このアプローチでは、どのような種類のアプローチをするかと、落とし所がポイントになります。
☆転がらないように上げて止める、完璧なアプローチができれば良いですが、距離感が難しいです。
☆ピッチ&ランが比較的優しいですが、狙い通りの落とし所にファーストバウンドを落とせるかです。
私はピッチ&ランを選択しました。落とし所は、エッジのやや手前としました。
しかし、ちょっとでも大きいと、かなりオーバーしてしまいます。
このケースでは、狙い通りの所に落とすことができて、1パット圏内に寄せることができました。
寄せワンを狙いたいアプローチ その②〜落とし所と転がりをイメージ!
ピンまで25ヤード程の距離で、グリーンは右が高く左が低く、受けグリーンの右手前からのアプローチを想像してください。
ボールのライは少しだけ前下がりです。
狙いの右手前が下がっており、右にミスすると、この傾斜を落ちてしまいます。
さらに、エッジからピンまでの距離があまりなく、オーバーすると下りのパットになります。
できるだけオーバーしないで、ピンの手前に止めたい。でも、ショートしてはダメという、神経を使う難しい状況です。
寄せワンを狙いたいアプローチ その②〜このように対応!
この状況で、私は少しだけ上げて、グリーンエッジにワンクッションさせて、足も使うショットを選択しました。
少ししっかり打った球は、狙い通りにエッジにワンクッションしましたが、グリーン上を少し転がりました。
やや狙いよりは転がりましたが、何とか寄せワンを狙える所に止まり、スライスラインを入れることができました。