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PAR RUSH 01
絶体絶命のピンチをどうしのぐか!「〜賭けは吉?凶?」〜上達シリーズ第34回
ゴルフは認知症の予防に良い! と言われていうようですが、それは当たり前でしょう。
ゴルフでラウンドしている間は、頭はフル回転、歩いて身体を使っているということで、ボケることはないと思っています。
さて、ゴルフでは「どうしよう!!」と思うピンチがたくさんあります。
そんな時に、どのように考えるべきかを考えてみますが、結果としていい時もあれば最悪の時もあります。
今回は、それぞれ実際のラウンドの場面を振り返りなかまら、「上手くいった」「上手くいかなかった」を状況別に考えてみましょう!
目次
状況その①…ボールは崖下の隣ホールのラフ!
その前のホールで寄せワンのパーを拾った直後の、ロングホール(パー5)のドライバーがチーピンで、ラフから林の中に入って行きました!
行って見ると、「止まっているのではないか」という淡い期待は裏切られて、崖下の隣のホールのラフにボールがありました。
ボールを出すところを探しましたが、かなり厳しい状況です。
見上げると、木は越せないかもしれないが、上の枝はまばらだったので、ここしかない! と賭けに出ました。
8番アイアンのショットは、左足上がりだったことも幸いして、ちょうど木の上の方の枝に触っただけで、プレー中のホールのラフに戻せました。
ここまで来れば、何とかボギーでは上がろうと3打目を打ったらナイスショットで、さらに60ヤードのアプローチショットもピン下につきました。
これが入り、何と、絶体絶命のピンチからパーで終わりました!
しかし、この脱出ショットは博打でした。
時にはこれもあるかもしれませんが、判断に迷うところですね。これはたまたま上手くいった例です。
状況その②…林からの脱出で欲が最悪の結果に!
ロングホールで、ドライバーがフックして、左の林の方へ飛びました。
しかし、傾斜で少しだけ戻ってきて、何とか脱出できそうなところに出てきました。
ここで、まずは脱出することを選択せずに、長いクラブで隙間を狙ったショットが木に当たってしまい少し出ただけ。
次の3打目は、少しスタイミーになる木の右を狙ったショット。これが無情にも木を直撃してフェアウェイ左に落ちました。
まだ相当の距離が残り、ダボでは収まらずトリプルの危機! 絶体絶命のピンチです。
ここからは、ご想像の通り寄らずで痛すぎるトリプルとなりました。
この失敗は、2打目、3打目で、まだパーを追い求めていた結果です。
状況その③…結果オーライを自分でぶち壊してピンチに!
短い左ドッグレッグのミドルホール(パー4)で、ドライバーがトップしてやや左に飛びましたが、ラッキーにもフェアウェイに戻ってきました。
しかし、直接グリーンを狙えなくてサブグリーン方向にしか打てずに、それもコーナーの高い木を越えていかないといけないリスクのあるショットでした。
打ち過ぎればサブグリーンのバンカーとその奥はOBという状況で、放ったショットは高さは出たものの距離が少し足りずに、木に引っかかり数本の木の間に落ちました。
そこからは、直接グリーン方向は狙えるが、枝が邪魔で低く出す必要があるものの手前がバンカーという難しい状況でした。
このトラブルショットは無常にもバンカーに入り、バンカーからの4打目は寄せきれず2パットのダボになりました。
ドッグレッグのコーナーにレイアップして、そこから3オンを目指すというのが、定石でしょう。
さまざまなリスクを考えて、ここはまずはボギーで良しという考え方ができなかったことが決定的な敗因です!
【結論】見てきたように、どのようにリスクを回避するかで、ミスを1打罰と受け止める勇気が必要!
さて、振り返ってみると、賭けで上手くいった場合もありましたが、結果として欲を出して自滅したことの方が痛かった、と思います。
今回の上手くいったケースは、狙えるところがほとんどなく、賭けをするしかなかった結果たまたま上手くいったに過ぎません。
同じように賭けをするのはやはり無謀で、もっとスコアを考えるべきだと思いました。
ミスはつきものです。それは“1打罰”と心得て、その後は何とかしてボギーで上がることを徹底して考えるべきだと思います!