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【スコア85の壁】これを乗り越えるための極意とは!上達シリーズ第26回【特別編】

100本目の投稿を越えて、リセットされて101本目となりましたが、今回は難しいテーマを上達シリーズ〈特別編〉としてお送りします。

ゴルフでは、100の壁、90の壁と言われます。これを乗り越えられる方は、ゴルフについての一定の腕とさまざまな知識を有していると思います。

このぐらいの腕になると、ゴルフが楽しくてさらに上を目指したいという気持ちになるでしょう!

そして、次のハードルは80の壁ということになりますが、ここに行くためには、その前にまずは85が切れないことには80を切るということにはなりません。

そこで、今回は特別編として、「85を切るために必要なこととは?」を考えてみます!

85を切るというのは、どこが違うのか!

すでに70台でプレーしている方も、経験されている通り、スコア85を切るというのはアベシージゴルファーではちょっと大変です!

85を切るためには、ハーフ「42」以内で回らなければなりません。

ハーフ「42」は6オーバーということですが、計算上は3ホールをパーで残りはすべてボギーということになります。

しかし、ダボをまったく叩かずにハーフを終了するというのは、相当凌(しの)ぐゴルフをしなければならず、ダボを1ホールでも叩くと、ハーフで4ホールのパーが必要になります。

そして、これを18ホールで考えると、最低でも、8ホールでパーとしなければなりません。

ハーフ「43」や「44」はまれに出ることがあります。

しかし、「42」はショット・アプローチの精度が上がらないとなかなか出ません!

そして、ミスが重なっても「42」で収まるゴルフが必要なのです。

ハーフで30台が狙える、パーを重ねるゴルフを目指すことが必要で、3ホールを1オーバーで「39」を狙うゴルフと、“乗らず、寄らず、入らず”というゴルフではスコア以上の差があるということです。

それでは、85を切るための要件を次から考えてみましょう!

85切りの柱…その1「十分な飛距離!」

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十分な飛距離と書きましたが、十分な飛距離とは「250ヤード飛ばせ」と言っているわけではありません。

ここで言う十分な飛距離とは、「セカンドショットで乗せることができるところまで」飛ばすことができるということです。

例えば、400ヤードのミドルホールでは、200ヤードの飛距離だと残りが200ヤードになってしまい、乗せることは厳しいでしょう。

もちろん、それ以上の450ヤードのホールなどは無理ですが…。

さらに、飛べば良いということではなく、確実にある程度狙ったところへ運んでいける技術も必要です。

当たれば飛ぶ! ではなく、コンスタントに一定の距離を飛ばすことが求められます!

85切りの柱…その2「100ヤード以内のショットの正確性!」

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100ヤード以内は、基本的にはウェッジでのショットの距離になると思います。

従って、この距離からは確実に3打以内で上がれることが必要です。

比較的短いミドルホールや、ロングホールの3打目などがこの距離になると思います。

確実に乗せられるように、100ヤード以内のショットの精度を上げるように練習しましょう!

この距離は、「乗って当然」と甘く見る傾向がありますが、確実に乗せて2打以内で上がることが必要です。

85切りの柱…その3「ボールコンタクトの正確性!」

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ゴルフは常に傾斜との戦いと言っても過言ではありません!

平らだと思われている林間コースでも、実は真っ平らのところはほとんどなく、微妙な傾斜があるものです。

プロは、それを足裏で感じて対応していると思いますが、アマチュアは、その辺りのジャッジが甘いでしょう。

これが、丘陵コースに行けば、さらに厳しくなりますよね。

傾斜地では、その傾斜に合わせたスイングが必要なのに、平坦な練習場と同じスイングをしていては、ボールに上手くコンタクトできるはずはありません!

この傾斜の中でのボールコンタクトの正確性の向上も大事なポイントの一つです!

85を切るために必要な条件を考える!

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以上、「85」を切るための条件として、3つのポイントを取り上げてきました。

これ以外にも、私はその条件として以下の項目が挙げられると考えています。

◎パーオン率30%、寄せワン率30%を目標とする
○ドライバーの飛距離が220ヤード以上ある(男性の場合)
○フェアウェイウッドやユーティリティで得意クラブがある
○100ヤードを確実に乗せられる
○コントロールショットができる
○ショットの弾道をイメージできる
○ボールのライの判断ができる
○ソールと自分との距離感の物差しを持っている
○苦手なショットがない
○人のプレーを見て参考にできる

これらの項目について、すべてができていたら、素晴らしいスコアでラウンドしていることでしょう!

全部の項目ができていなくても、一つずつできるように努力をして行くことが必要で、それが相当の項目でできるようになれば、「80」を切る腕前になっていると思います。

次回以降、今回説明できなかった条件について書いていきたいと思います!