ライフスタイル
Nick Jagger
高麗グリーンの季節です。芝目をしっかり読めますか?
冬の間茶色に枯れた高麗芝が緑鮮やかな季節になりましたね。
使用するグリーンもベントから高麗に変わるゴルフコースも多くなってきます。
ベントグリーンは芝目よりもアンジュレーションさえしっかり読めれば、ある程度の曲がりは計算できますが、高麗グリーンは傾斜と芝目の両方をしっかり読めないと、3パットの連続なんてことに……。
水が流れる方向に芝目が向く
高麗グリーンの芝目を読み取るのは決してやさしくはありませんが、一般的によく見られるパターンを参考にすると、カップインの確率を高めることが十分可能です。
芝目を知る手掛かりとして、次のことを覚えておくといいでしょう。
例えば、太陽を背にして、グリーン面を見た場合、
●グリーンが白っぽく輝いて見えたら順目
●鮮やかな緑に見えたら逆目
●山岳コースで山を背にして順目になることが多い
●シーサイドコースでは海に向かって順目
●池のあるホールでは池に向かって順目
こうしたことから言えるのは、水が流れる方向、つまり高地のほうから低地のほうへ芝目が向くのです。
●次のホールのティーグラウンドのほうに向かって順目
といった人為的な場合もあります。毎日数百人のゴルファーが同じ方向に歩きますからね。
カップ周りの芝目に注意
大体の芝目をつかんだら、その芝目を計算に入れて目標(スパット)を設定したり、ストロークを加減したりします。
しかし、ここで最も気を配らなくてはならないのは、カップ周りの芝目です。
というのも、ボールがカップに近付き転がりが弱くなった時が、一番芝目の影響を受けるからです。
真っすぐに見えるラインでも要注意
例えば、ほぼストレートに見えるラインであっても、芝目が左から右に向いているケースでは、カップの手前でボールが右に切れることが多くあります。
したがって、このようなケースでは、実際のカップよりも少し左側を狙ってストロークします。
ボールを強めに打てる上りのラインほど芝目の影響を受けにくい半面、転がりの弱い下りのパットでは芝目に左右されやすく、この点を考慮してスパットを設定することが、高麗グリーンの攻略法と言えます。