どこを狙う？どう狙う？グリーンは思った以上に大きいのです！

グリーンまでの残り距離が150ヤード以内となると、使用するクラブも比較的短い番手になるので、気分的にも絶対乗せたい状況ですよね。

こんなケースを思い浮かべてください。

ピンポジションはグリーンのセンター。距離はジャスト150ヤードです。あなたの7番アイアンでぴったりの距離です。もちろん、しっかり振り切るだけでベタピンという場面です。

こう書くととても簡単そうですが、この「しっかり振り切る」というのが案外難しく、グリーンを外すことってよくありますよね。

グリーンの幅は30～40ヤードもあるのです

グリーン面というのは、アベレージゴルファーがイメージしている大きさよりも、実際はもっと大きな面であることを理解すると、ストレス、プレッシャーなどの不安要素は軽減されて、もっと楽にスイングできて、飛距離も方向性も安定するはずです。

古いゴルフコースは小さいグリーンが多いですが、それでも縦横30ヤードはあります。近頃のベントの1グリーンのコースなら40ヤード以上もあるのが普通です。

ピンがセンターに立っていれば、比較的小さなグリーンであっても、手前に15ヤード、奥に15ヤードの余裕があります。

左右も同様で、15ヤード以内のスライスやフックボールであれば、グリーンオンすることはできる計算です。

もちろん、150ヤードの飛距離の出る7番アイアンを使うわけですから、ナイスショットならばベタピンです。

こう考えると、皆さんがイメージしているグリーンは思った以上に大きい面であると思いませんか？

通常のフェアウェイの幅が30～40ヤードくらいあることを考えると、グリーンの幅もフェアウェイと同じくらいの幅があるのです。

もし、7番アイアンでフェアウェイに打ちなさいと言われたら、それほどプレッシャーも感じずに打てるはずです。

要するに、グリーン面の幅も奥行きもフェアウェイと変わらないと思えば、気分的にももっと楽にスイングできるのです。

アベレージゴルファーはグリーンのセンターを狙う

グリーンを狙うショットは、視界を広く保つためにピンではなく、グリーン全体の幅を大きく見ることです。

そうすることで、グリーンだけでなく、ホール全体の景色も大きく見えてきます。

基本的にショートアイアンを使用しないショットでは、ピンがグリーン上のどこに立っていようが、グリーンのセンターを狙うといいでしょう。

多少ショットが前後左右にブレても、グリーンに乗る確率は高いわけです。グリーンのどこかに乗せることができれば、アプローチショットで寄せるよりも、いいスコアで上がる確率も高くなります。

狙いの許容範囲が意外に広いことを認識しましょう。

大きめのクラブでゆったりスイングするのもいいでしょう

なかなか100を切れないというレベルのゴルファーであれば、7番アイアンのナイスショットが10回に1回という人もいるでしょう。

そんなレベルの人が7番アイアンでショットをすれば、10回中9回はショートするという計算ですよね。

結局、それは小さめの番手を選んだに過ぎず、最高のショットを打たない限り、ピンまで届かないというプレッシャーを背負うことになります。

飛距離を出そうとすれば、当然力が入ってしまい、飛距離だけでなく、方向性も狂ってしまいます。

このように余裕のないクラブチョイスがミスショットの原因なのです。

そんなミスを繰り返しているならば、見栄を張らずに6番アイアンを持てばいいのです。

このクラブならば、十分ピンまで届くという安心感が楽に、そしてリズムのいいスイングを生み、いい結果を生むのです。

グリーンって意外に大きいんだと思えば、あなたのパーオン率はアップするかもしれませんよ。