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あやの
コース攻略に役立つ!?ピンポジションの秘密について★
こんにちは。
皆さんはラウンド中に「なぜそこにカップが切られているのか?」考えたことはありますか?
すごいところに切られているのを見て「そこにカップ切る~?」と叫んだことがあるのは私だけじゃないはずです。
今日はピンポジションを決める際のガイドラインについて、USGAとR&Aのレコメンディション(オススメする方法)をもとに、わたしがザックリとご紹介したいと思います。
目次
ピンポジを決めるためのガイドラインが存在する!
なんと、アメリカではどんなレベルのゴルファーにもゴルフを楽しんでもらえるようにと、ガイドラインが各ゴルフ場に向けて発行されているのです。
・USGAからは「Hole Location Recommendations Rule 16」
・R&Aからは「The Rules of Golf & Golf Equipment Section 5」
で、ホールの位置を決める際のガイドラインが紹介されています。
双方、一番重要な目的として、「公平な結果がもたらせられること」が目的とされています。
つまり、良いショットにはバーディーチャンスなどのご褒美を、ミスショットには1打の代償を払わせるようにしようってことです。
設計者の意図を知ろう!
それはそうですよね(笑)。
その他に、セカンドショットで必要とされる距離や、風、天候、さらにはセカンドショットを打つ場所の芝のコンディションなどを考慮して、どのようなクォリティーのグリーンが必要か、お勉強してね(ハート)ってことです。
雨の日にグリーンの高い面にカップが切られるのは、そのためですね。
以下の章では、知られざるピンポジの秘密を6つ紹介します!
その1【エッジとカップまでの距離】
エッジからカップまでの最低限必要な距離は、4ヤードとされています。
例えば、距離のあるパー4でのセカンドショットで、ロングアイアンやウッドの選択が必須となる場合、カップ位置はランが出ることを考慮して、エッジから十分な距離を取ろうということです。
グリーンサイドバンカーがエッジ付近にある場合も同じです。
グリーンをわずかに外してしまったような、ちょっとしたミスショットにも、リカバリーでパーを取れるような場所にカップを切ろうということです。
これはUSGAとR&Aが目標としている「公平な結果をもたらすカップ位置」という部分に当てはまりますよね!
つまり、エグいとこにはカップを切らないようにしようということですね。
ぜひ、そうしていただきたい(笑)。
その2【ホールの周囲2、3フィートはなるべく平らになっている】
斜面など、ボールが止まらないようなトリッキーな場所には、カップを切らないでねということが決められています。
カップ回りでボールが止まらないとなると、大問題ですよね。
これは、ペースオブプレー(プレーの速度)にも関わってくる問題ですね。
同伴競技者の皆さんがなかなかパットを決められなかったら、大渋滞の原因になりかねないです。
また、もし平らな場所にカップを切るのが不可能な場合は、なるべく垂直に切るように、とも言われています。
その際、カップの深さは、グリーン表面から1インチ(25ミリメートル)以下にカップの縁が来るのが理想とされています。
その3【芝の健康状態が考慮されている】
通常、痛んだ芝や、古いカップの跡が回復してないような場所には、カップは切られていません。
早く回復してほしいですからね(>_
その4【18ホールを通してピンポジが偏らないようにされている】
ガイドラインでは、1ラウンドを通して前後左右の偏りが出ないように、バランス良くピンポジを決めるようにとなっています。
もし左のピンポジがずーっと続いた場合、プレーヤーの球筋のドローやフック具合が、どんどん、どんどん強くなってしまう可能性が非常に高いからです。
そりゃ、影響されちゃいますよね。
だからそれはやめていただきたい(笑)。
その5:【難易度のバランスも考えられている】
数日間にわたる競技が行われる場合、難易度は一定に保たれるべきであるとのこと。
昔は、競技が進むにつれて難易度を上げることがいいとされていました。
つまり、初日より最終日のほうが圧倒的に難しくされていたのです。
しかし最近では、初日のラウンドも最終日と同じように重要なラウンドと考えられていて、難易度のバラつきが出ないようにと推奨されているのです。
良い例として、「6ホールは難しく、6ホールはほどよく難しく、6ホールは比較的簡単に」なるように、バランスを取るようにと挙げられています。
その6:【足跡によるグリーンダメージも考慮されている】
グリーンから次のティーボックスまで、「プレーヤーがどこを通ってグリーンから降りるのか」を考慮して、カップ位置を決めようとなっています。
1日に何十人、何百人ものプレーヤーが同じ場所を歩くのですから、グリーンの芝が痛んでしまうのは当然ですよね。
パッティングは、ボールスピードが遅いほど曲り幅が大きくなりますよね。
ですから、もしカップ回りで一番スピードが落ちる場所の芝が痛んでいたら、転がりに相当影響してしまうのです。
このような理由から、競技では練習ラウンドと競技当日のピンポジが変えられているのです。
いかがでしたか?
ピンに絡んでくるショットは、トータルスコアの半分以上を占めます。
コース側の戦略の意図を理解することは、スコアアップのためにもとても大事ですよね。
また、普段とは違うコースや運営側の目線に立ってコースを見てみると、いつもと違った表情に気付くはずです。
皆さんも、たまには違った角度から、ゴルフを楽しんでみてください★
以上、カリフォルニア州カールスバットから、あやのがお届けしました。
もうすぐハロウィンですね~
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