ライフスタイル
あおきち
PGA?JGA?JGTO?……さまざまなゴルフ関連団体を解説します!
日本で認められているプロのゴルフ協会は、文部科学省から認定されている日本プロゴルフ協会(PGA)のみです。
他にもいろいろな団体がございますが、すべてこれに当てはまりません。
アマチュアを統括する団体では、国から認可を受けている日本ゴルフ協会(JGA)があります。
簡単にそれらの協会の説明をします。
(写真は日本ゴルフサミット会議ホームページより)
PGA(公益社団法人 日本プロゴルフ協会)
PGAの中にも2つの組織があります。
1.トーナメントプロ(現在2418名)
2.ティーチングプロ(現在3138名)
約5500名の会員がいます。
1も2も試験があります。
1は、全国各地で行われる予選会を突破し、最終予選を突破した人がなれます。
プレ予選、1次予選、2次予選、最終の3次予選会に分かれています。
2は、各地で行われる予選会を突破し、面接、筆記試験を合格した人が2年間にわたり講習を受けます。
レッスン実演テスト、レポートを出して合格した人。
1の人をトーナメントプロと言い、2の人をティーチングプロと言います(一度ライセンスを取得すると、年会費を払い続ければライセンスを失効することはありません)。
例外として、このテストを受けずにプロになった人が数名います。
次に説明する、JGTOでシード選手になったり優勝したりするとテストが免除になります。
石川遼、松山英樹、宮里優作選手などです。
PGAのトーナメントは、シニア競技、日本プロゴルフ選手権などです。
JGTO(一般社団法人 日本ゴルフツアー機構)
ゴルフトーナメントの組織。
こちらも各地で行われる予選会を勝ち抜いて、最終予選で順位を決めます。
1次予選、2次予選、3次予選、最終予選です。
2次予選を突破すればツアーカードがもらえます(予選会に出ないと2年間でツアーカードを喪失します)。
なのでこちらのプロは、ツアープロと言います。
日本オープン、日本プロゴルフ選手権以外のトーナメントを主催しています。
LPGA(一般社団法人 日本女子プロゴルフ協会)
女子のプロゴルフ協会。
男子と同じく、トーナメントプロとティーチングプロに分かれます。
男子と違うところは、ツアー競技とレッスン部門のどちらも管轄しています。
日本女子オープン以外のすべての女子プロトーナメントを主催しています。
JGA(公益社団法人 日本ゴルフ協会)
アマチュアの試合、「日本」とつくオープンゴルフ競技、一部アジアツアーを主催しています。
R&A(スコットランドにあるゴルフ競技の世界的総本山)、USGA(全米ゴルフ協会)の次にならぶ組織で、ルール改定などの話し合いの時に参加しています。
ルールブックを販売しています。
(写真は昨年の日本オープンで優勝した松山英樹選手。JGAホームページより)
他にも
ここに記してない団体は日本だけでもまだ数十団体あります。
どの団体もゴルフ普及に向けてできた団体のはずです(だと願いたいです)。
レッスンだけに分けると、個人で活動されている人、他の団体などたくさんあります。
どこの団体が良くてどこが悪い? かは正直分かりません。
医者の免許は無免許で逮捕されてしまいますが、ゴルフのコーチは無免許でも逮捕されませんし、免許を持っていない人でも上手に教えられる人もいます。
とはいえ、レッスンを受ける場合には、上で紹介したライセンスの有無はある程度参考になると思います。