ライフスタイル
野村タケオ
ゴルフなヒトビト その10「ネガティブなヒト」
どんなときでも悪いほう悪いほうに考えちゃう人ってのがいるもんです。
目次
ネガティブなヒト
ゴルフというのは何が起こるか分からないスポーツです。
いいショットをしたから必ずしもいい結果が得られるわけでもなく、ある意味不公平なスポーツなんですな。
しかしね、ゴルフはメンタルなスポーツとも言われるわけで、気持ちの持ちようひとつで楽しくなったり、いい結果に結びついたりすることもあるもんです。
だからボクはなるべくプレー中は楽しいことを考えてラウンドするようにしています。
たとえOBを打ったって、ゴルフ場の綺麗な景色を見ながら「こんないい天気でゴルフができるなんて幸せだな〜」なんてね。
そうすると多少スコアが悪くても、なんだか楽しくなってくるもんです。
でもね、そんな僕とは逆に、すべて悪い方向にばっかり考える人ってのがいるんですよ。
それが「ネガティブなヒト」。
とにかくね、何でも悪い方向にしか考えない。
ティショットが曲がって林に打ち込み、カーンと木に当たった音がしたら「あー、きっと林の奥の方に跳ねたな〜・・・OBかもな〜」ってことになる。
たとえボクが「木に当たって下に落ちたみたいに見えたけどね」と言っても、「葉っぱが落ちただけじゃないの?」ってなるわけ。
で、ボールを探しに行ってみると、OBなんかじゃなくて、グリーンは狙えないものの前方には打てるようなところにボールがあったんです。
ネガティブなヒトはここで「おー助かった〜」なんてことには絶対にならず、「あーグリーン狙えないじゃん、土の上でダフりそうな感じだし」ってなる。
まずはボールがあったことを喜ばんかい!って思うんだけどね。
では、フェアウェイ真ん中にティショットが行った時にはどうなるのか?
とにかくちょっとでも悪い要素を探してボヤくのよ。
「芝が薄い」だの「つま先下がりだ」だの、ちょっとでも気に入らないことを探してはブツブツ言ってる。
いったいどんな状況になったら喜ぶんでしょうか?
ネガティブなヒトはバーディ取ったってネガティブですよ〜。
普通だったら「よっしゃー!今日は良いスコアが出そうや〜!」ってことになるもんですよね。
ネガティブなヒトだってそりゃバーディ取った時は少しは喜ぶし笑顔になります。
しかーし、そこからが普通の人とは違う。
「もうこれで今日の運は使い果たした〜」とか言い出すし、次のホールでちょっとでもミスが出たら「ほら、やっぱり〜」ってなっちゃう。
もうね、ネガティブなヒトと一緒にラウンドしてると、こっちまでなんだか暗い気持ちになっちゃいます。
できれば「ナイッショー!」「あざーっす!」みたいな感じで楽しくラウンドしたいもんですな〜。