ライフスタイル
野村タケオ
ゴルフなヒトビト「その8」飛ばしのヒト
確かにドライバーが飛ぶと気持ちいいですが・・・
目次
飛ばしのヒト
ゴルフにはいろんな楽しみ方があります。
スコアを追い求める人は多いでしょうが、スイングオタクな人や、めっちゃギアにこだわる人、ファッション大好きな人などなど、とにかくいろんなものにこだわりを持っている人がいらっしゃいます。
そんななか特に男性ゴルファーに多いのが、とにかく飛距離を求める人。
他のゴルファーよりも1ヤードでも遠くに飛ばすことが生きがいで、ラウンド中は常にマン振り。
そんな人を「飛ばしのヒト」と呼びます。
もうね、飛ばしのヒトは最低でも同組の中で一番飛んでないと気がすまない。
とにかくいち早くティショットの落下地点に走っていき、誰が一番飛んでいるかを確認する。
けっこういい勝負だったりすると、腰をかがめて真横からボールの位置を確認して、どっちが前にあるかを判断する。
で、自分が一番飛んでいることを確認したら心のなかで「よしっ」とガッツポーズをして、気持ちよく2打目の準備をするわけ。
そこでもし相手の方が少しでも飛んでいようもんなら、もうカッカしちゃって確実に2打目はミスショット。
もうとにかく飛ばし命!なわけで、とてもわかりやすいヒトなのである。
飛ばしのヒトはなにもドライバーの飛距離だけを競ってるわけじゃないんです。
もちろんアイアンだって飛ばしたい。
アイアンは飛ばすクラブじゃなくて狙うクラブだよと言われても、そんなことはお構いなしで、他人よりも1番手でも短いクラブでグリーンに乗せたいわけです。
で、見事グリーンオンしたり、少しでもピンをオーバーしたら「ありゃー8番でもデカイか」と自分がいかに短いクラブで打ったかをアピールするわけです。
日々の練習だって飛ばしのヒトは怠りません。
家では重いバットをブンブン振るし、練習場に行ったってまずはウェッジで体をほぐしてから・・・なんてことは絶対にしない。
とにかく1球目からドライバーをマン振り!他のクラブなんてほとんど打たずにほぼドライバーをブンブン振り回している。
なんなら練習場にはドライバー1本だけをかついで行くくらいの勢い(笑)
そんな飛ばしのヒトにも弱点が。
それは自分より飛ぶ人とのラウンド。毎ホール飛距離で負けてると、だんだん顔が赤くなってきて、力みまくりでミスショット連発。
当然スコアはめちゃくちゃで、心も体もボロボロ。
しかしメゲない飛ばしのヒトはラウンド後に練習場直行で、またドライバーを振りまくるわけです。
がんばれ飛ばしのヒト!