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野村タケオ

ゴルフマン【第12話】タマの悲劇

水曜日のお楽しみ、ゴルフマンの第12話です。

猫の世界にもいろいろあるのかもしれませんね。

【第12話】タマの悲劇

ゴルフってのはメンタルな部分が大きな要素になるスポーツです。

池やOBが見えたりすると、それが気になって体が勝手に反応したり、普通に考えれば簡単に入るような短いパットでも、絶対に入れなきゃいけないようなシチュエーションだとめちゃくちゃ緊張して手が震えたりとかね。

よく行くコースがある人にとっては、トラウマになってるホールなんてのもあったりします。

「前回のラウンドで右に2連続OBしたな〜」とか。

不思議と良い思い出ってのはあまり思い出さなくて、悪いことばっか思い出しちゃうんですよね。

イップスの原因は解明されていないでしょうが、そういうメンタルな部分が要因であることは間違いないでしょう。

ミスしちゃいけないってプレッシャーから、手が動かなくなったり、変な動きをしちゃったりするんでしょうね。

パットのイップスも上手い人ほどなりやすいって言いますから。

僕の知り合いにもいろんなイップス持ちの人がいます。

ドライバーイップスの人なんか、テークバックでトップまでは普通にクラブがすっと上がるんだけど、そこからクラブが下りてこなくて、めっちゃ変なインパクトとフィニッシュになっちゃう。

当然ボールは右に左に・・・。

本人曰く「クラブをどう下ろしていいか分からない」らしいです。

アプローチイップスの人も見ていて本当にかわいそう。

ドライバーやアイアンショットなんかはとても上手いのですが、グリーン周りのアプローチになった途端におかしくなっちゃう。

それもね30ヤードくらいあれば普通に打てるんだけど、10ヤード以内くらいになるともうダメダメになるんですよ。

大ダフリしたかと思えば、シャンクにトップ、下手すりゃ手前をダフりすぎて空振りになることもある。

エッジからたったの2メートルのところにボールがあるのに、そこからグリーンオンするまでに4打かかったりね・・・。

イップス持ちの友達のアプローチで、ボールの手前10センチ位のところにウェッジの歯が突き刺さり、クラブはそのまま止まってしまってボールまで届かず、めくれたターフがボールの上に乗っかったのを見た時には、あまりにも悲惨すぎて何も声をかけることが出来ませんでした。

ウェッジを変えたり、打ち方を変えたり、いろいろやってるようですが、なかなか治らないみたいですね。

本当に怖い病気です・・・。

イップスってのはある日突然なっちゃうことが多いらしく、僕の知り合いのプロも試合の途中で急にアプローチが全く打てなくなっちゃったらしいですから。

プロゴルファーなんて、たった数十センチのパットで数百万円の賞金がパーになることもあるし、シード落ちして来年の仕事場がなくなっちゃうこともあるわけだもんね。

そんなパットのプレッシャーたるや、お気楽アマチュアゴルファーには全く想像もつきません。

いや〜プロゴルファーにならなくて良かった(笑)

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