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なぜ上級者は細かくスコアを覚えているのか?

ゴルフが上手い人、上級者と言われる人に共通することがいろいろあります。

その一つが、ほぼ間違いなくショットの内容やスコアを細かく覚えているということです。

あるラウンドの、あるホールについて話をする時、かなり詳細にショットの内容やスコアを覚えていて、さらには同伴者がどのようなスコアであったかも覚えているのです。

皆さんの周りにも、よくスコアを覚えているなと思ってしまう人はいませんか?

なぜそのように細かくスコアを覚えられるのでしょうか?

各ホールの“流れ”でスコアを覚えている

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上手い人の全員が必ず覚えているというわけではありませんが、スコアがいい人、いわゆる上級者と言える人は、ほぼ各ホールのスコアを覚えていると感じたことはありませんか?

しかも“〇番ホールは「4」”という覚え方ではなく、それぞれショットをどのクラブで打ったか、どのような内容のものだったか、そのホールのスコアが「4」になった流れを覚えています。

また、同伴者のスコアも、自分のスコアほどではありませんが結構覚えています。

つまり単純にスコアを暗記しているのではなく、それぞれのショットまでの流れ、そしてそのショットの結果を覚えているのです。

さらに言えば、自分のゴルフのみならず、組全体の流れを覚えているのです。

なぜ覚えられるのか?

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前述のように、このような人たちは、単純にスコアを覚えているわけではありません。

“〇番ホールは、ティーショットが左のラフに行ったのでセカンドは花道を狙って……”といったように流れで覚えているのです。

上級者のすべてのショットは、何となく打つのではなく、その場所からどういう球を打つか、しっかり考えた上でクラブを決めボールを打っています。

つまり、しっかりとしたマネジメントの上に各ショットが行われています。 

したがって、覚えようとする「暗記」という感覚ではなく、自分が考えて行ったショットだから頭に入っているのは当然といったようなものと感じます。

もちろん、初めて行ったコースであれば、コースそのものが頭に入っていないので、スコアとコースがリンクできにくいことはあるでしょう。

しかし、何度か行ったコースであれば、コース全体が頭に入っているので、ラウンドの流れとしてスコアを自然と覚えられるのでしょう。

紙のスコアカードを使う価値

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最近はラウンドしながらスマホのスコア管理アプリにスコアを入力する人が少なくありません。

しかし、紙のスコアカードに書く人もまだたくさんいます。

紙のスコアカードに書いた後、パソコンやスマホでスコア管理のサイトに入力する時、スコアを覚えていればスコアカードを見ずに入力できます。

スコア管理アプリは、ティーショットのクラブ、方向、フェアウェイキープ、バンカーやペナルティ等の情報も入力します。

スコアを記憶している人は、そのような各ショットの細かい情報も覚えています。

それぞれのショットを、なんとなくではなくしっかりと考えて打っているから細かい情報も頭に入っているのです。

また、ラウンド後にアプリなどにスコア入力する際には、頭の中でラウンドをおさらいすることになり、良かったショットや反省点等を思い返すことになります。

そうすることでさらに自身のゴルフを見つめ直すことにつながり、さらにゴルフの上達へとつながっているではないでしょうか?

もしかしたら、ラウンド中はいったん紙のスコアカードに書いて、ラウンド後にスコア管理アプリに入力することが、ゴルフの上達につながる一つの方法かもしれません。

スコアを覚えるにはどうすればいいか?

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では、上級者のようにスコアを覚えるにはどうすればいいか?

覚えようと思ってラウンドしても覚えられるものではありません。むしろ、無理に覚えようとする必要はありません。

各ショットの際に、ボールの状況を見極め、それによりどのクラブを選び、どこに向かって、どのような球筋で打つかをしっかり考えることを、ラウンドを通して意識して実践することを心掛けましょう。

これは、ゴルフをプレーするにあたり、当然のことだと思うかもしれません。

しかし、そうすることで各ホールのティーショットからカップインまでの流れを途切らせることがなく頭に入れることができるはずです。

ゴルフが上手い人とラウンド後に話していると、いいショットも悪いショットもその前後の流れの中の一つとしてとらえているように感じます。

どのショットも、断片的には存在していないのです。

つまり、ボールを打つ時どうしてそのショットをするのかをしっかり考えるようにすれば、自ずと各ショットを覚えることができるはずです。

ラウンドを振り返った時、「〇番ホールでの第2打は、ライが××で……」と、そのショットの前後も含めて思い出せたら、スコアを覚えられるようになったと言えます。

そして、自身のゴルフの腕前も上がって、ゴルフが上手い人、上級者に近づいていくでしょう。