Gride

ライフスタイル

Gridge編集部

わたしのゴルフ履歴書〜Vol.18〜一般社団法人日本占道協会 鳥海伯萃代表理事

ゴルフ好きな経営者のゴルフライフを覗く企画「わたしのゴルフ履歴書」第18弾。

今回は、株式会社日本システム管理の高岡裕社長(Vol.17)からご紹介いただきました、一般社団法人日本占道協会 鳥海伯萃代表理事です!

これまで会社の社長を中心にお話を伺ってきましたが、今回は日本占道協会という社団法人の代表者にお話を伺うことになりました。

いったいどんな話が聞けたのでしょうか?

鳥海伯萃(トリウミハクスイ)さんとはこんな人

四柱推命を中心とした占いの社団法人、日本占道協会を5年ほど前に設立したという鳥海さん。

占いの学校を30年くらい運営していて、直接の弟子が400人くらい、弟子の弟子まで含めると2000人くらいになるそうです。

「占い師」と言うと怪しまれることもあるので、その孫弟子たちも含めた占い師たちの受け皿となって、彼らが社会的な地位を確立できるようにと社団法人を設立したとのこと。

ちなみに、生年月日で占うのが四柱推命で、その占いのパターンは21万6000通りくらいあります。他の占いに比べて格段に占いのパターンが多いのが四柱推命の特徴です。

つまり、例えば他の占いでは占い結果のパターンが少ないので、全然違う人生を歩んでいる同級生の二人が同じ運命だと占われたりしてしまうのですが、四柱推命ではそのようなことがありません。

日本占道協会は、そういった四柱推命の優位性を皆さんにお伝えしていこうという団体でもあります。

成功者ほど運勢通りに生きている

――いつも占いで不思議に思うのですが、誕生日が同じ2人の人間がいても、その2人はまったく違う人生を歩んでいますよね?

同じ誕生日でも、陽転と陰転というものがあります。「陽転」は運勢通りに生きていること、「陰転」は運勢に逆らって生きていることを指します。

その度合いを鑑定するのが僕らの仕事なんです。人生で成功している人ほど、占い通りに生きていて、失敗している人ほど占いに逆らって生きています。

なので、四柱推命は人生のナビみたいなものなんです。

ゴルフ場でもナビ通りに行けばちゃんと到着するじゃないですか。それといっしょで、四柱推命を使えば、ちゃんと人生でも目的地に到着するんです。

なので、ぜひ皆さんも人生のナビ、四柱推命を参考にして生きてほしいですね。

ちなみに、そのような意味も込めて、日本占道協会の占いのシステムは、「推命ナビ」という名前になっています。

3回目のラウンドで100を切って……

(写真は毎年行っているコンペの様子。中央が鳥海さん)

――ゴルフ歴はどのくらいになりますか?

30年くらいになります。ゴルフを始めたころは保険の仕事をしていました。

保険の仕事はゴルフをしていないとお客さんが取れなかったのです。保険の代理店の社長がゴルフ好きで、よく連れられて行っていました。

昔はもっとスコアが良かったのですが、最近は太ったせいかだいぶスコアがひどくなってきてしまいました……。

実は3回目のラウンドで100を切って、そのまま上手くいくと思っていたのですが、全然でしたね。

「70台なんてすぐじゃない?」と思ったのですが、勘違いでした(笑)。

――ゴルフが仕事に役立ったことはありますか?

それはもう、めちゃめちゃあります。

たまたま保険会社のコンペで初めて会った社長に気に入られて、そこですぐに顧問をお願いされて、結構な売り上げになったこともあります。

また、20人くらいのコンペに参加したら、参加者が全員社長で、そこで話をしたら全員が占いの弟子になってくれたこともありました。

3万円払ってコンペに参加したらみんなお客さんになってくれるので、何回でも参加したくなりますよね(笑)。

ゴルフは経営に似ている!

getty

――ゴルフのどういったところが面白いと思いますか?

ゴルフって経営にすごく似ていると思います。

僕はスポーツを20種類くらいやっているのですが、それぞれに役割があって……。

テニスは恋愛運を上げるためのスポーツで、マラソンは自立心を高めるスポーツなんですが、ゴルフは一番経営者に向いた、経営理論を学べるスポーツなんです。

風や雨などの状況判断、高地だったらボールが飛ぶとか、そういった情報を整理して決断していく感覚が、マーケティングや「市場を読む」といったことに似ていて、その感性を養うことができます。

また、ドライバーショットやセカンドショットなど自分の得手不得手などを把握してホールを攻略していくのは、マーケットにおける市場優位性や商品の特徴を上手く利用してビジネスをしていく感覚に役立ちます。

そのように考えていくと、スポーツのいろいろな種目ごとにどの運勢を上げるのかといった特徴があるのではないかと。

僕は「“運動”は“運を動かす”だ」って言っているんですよ。だから、占い師が運動できないのは偽物だって言い切っています(笑)。

――スポーツ全般がお好きなんですね。

めちゃめちゃ好きですね。来年60歳なんですけど、70歳でモーグルできるように今教室に通っています。

また、高校時代剣道部だったので、来年くらいから剣道も復活しようと思っています。

「水泳と剣道は小学生の時に絶対やらせるべきだ」って言っている教育者の方もいて、特に剣道は鍛えにくい背筋を鍛えるのにとても合理的なんですね。

ゴルフでも背筋はとても大事じゃないですか。

ちなみに水泳はコーチをやっていましたし、卓球、テニス、スカッシュなどのラケットスポーツも全部できます。テニスはインカレ優勝経験者と毎週練習をしています。

ボクシングジムも3年間通っていたし……。スポーツオタクなんですね(笑)。で、なぜかゴルフだけ上手くならないという……。

野球チームも2つ持っていて……。で、僕がいけないのは、ゴルフでも野球の感覚で打っちゃうから、フェースが開いちゃうんでしょうね。

でも、来年は気合を入れてゴルフ上達したいと思います。まずは鍛えるところから。そのためにトライアスロンを始めます。

――!!

経営の話に戻しますと、ゴルフは、しっかりやっていけばいくほど経営が発展していくという意識でやるといいと思います。

しっかりした経営者って、ゴルフもやっぱり上手いんですよね。

――確かに、孫さん(ソフトバンク:孫正義氏)や三木谷さん(楽天:三木谷浩史氏)もゴルフが上手ですものね。

孫さんなんて、家にゴルフのシミュレータ置いていますからね。中小企業の社長なんて、だいたい屋上にゴルフのネットがありますし(笑)。

ゴルフを見ればその人のマナーとか素質とか人間性とか、あるいは社会における優位性もわかりますよね。にっぱんの近藤社長(vol.12)も素敵なゴルフをしますからね。

大学卒から会社に入って社長になるなんてすごいじゃないですか。我々みたいに自分で会社作って社長っていうのは普通ですけど。

サラリーマンから社長になれるなんて本当にすごいと思います。少ないチャンスも生かさないといけないですしね。

――先日、近藤社長と日本システム管理の高岡社長(vol.17)、リバティープロの福森社長(vol.15)とゴルフをさせていただいたのですが、確かに面白かったです。

さらに群を抜いて面白いのが僕なんですけどね!(笑)

ゴルフと婚活は相性がいい!

getty

――現在はどのくらいの頻度でゴルフをされているのでしょうか。

ゴルフは月8回くらい、冬は少し減るので年間だと60~80ラウンドくらいですね。

来年は、「婚活ゴルフラウンド」のイベント開催なども仕事にしようと思っているので、もっと行くと思います。

――私もゴルフの婚活で結婚したのですが……。

おお、いいじゃないですか。

――それに、どのように占いを絡めていくのですか?

ゴルフは4人の組み合わせでラウンドするので、占いで相性のいい人同士を組み合わせれば、自ずといい結果になるでしょう。

――それはとても効率が良さそうですね!

今日本が抱えている社会的な課題として少子化問題がありますが、占いで相性がいい人同士をマッチングさせれば半数が結婚までたどり着くんです。

過去に膨大なデータがあるんです。こんな例もありました。男が24歳で女性が38歳で、相性が100%の二人がいたのです。

「まさか結婚までは……」と思っていましたが、2年後には結婚しました。その2人はいまだに仲良しです。

婚外子の権利が確立している諸外国と違い、日本では結婚しないと子供が増えないので、少子化対策に結婚は重要です。

でも、実は恋愛も重要なんです。恋愛しないと、レストランも行かないし、映画も行かないし……デートしなくなるので、経済が動かないんです。もしかしたら、恋愛が原動力となって車を欲しくなる人だっているかもしれません。

ところが、「恋愛しない」って決めちゃったら、これらの消費が著しく失われてしまうわけです。みんな貯金に回してしまいます。

典型的なのは理系の男子かもしれません。貯金だけ貯まっていって、いざ恋愛しようと思っても恋愛のスキルがなくて寂しくなってしまう。

そのあたりを救えるのも占いなんです。相性が良くて価値観が合う人を占いでマッチングさせることができるからです。

パー4を50センチに1オンした快感が忘れられない!

getty

――「この一打」とか「このラウンド」みたいな、ゴルフの思い出はありますか?

昔は飛んでいたので、イーグルを5回くらい取ったことがあるんです。

なかでも一番印象的なのは、打ち下ろしの298ヤードのミドルホール(パー4)でのイーグルです。

そういうホールって、進行が詰まっちゃいますよね。その時も4組くらい詰まっていたんです。

そこでティーショットを打ったら50センチくらいに寄って、歓声が「うわー」って上がりましたね。

これが会心のイーグルで、いまでも忘れられないですね。

打った瞬間真っすぐ飛んで行って、ベタピンについて、歓声が上がって……。あの快感があるから今でもゴルフを続けているみたいなところはありますね。

あと、141人の参加者がいて、プロも5人出ていたコンペで、350ヤードくらい飛ばしてドラコンを取ったことがあります。

これも気持ち良かったんですが、たぶん石か何かに当たったんでしょうね(笑)。

なので、やっぱり好きなクラブはドライバーですね。「いい」っていう話を聞くとすぐに買い替えちゃいます。いまはやっぱり“しぶこドライバー”ですね(笑)。

ちなみにボールは、インチキをしないようにキャロウェイのサッカーボール柄のものを使っています。白いボールだとインチキができちゃいますから。

なので、インチキをしないようにという戒めも含めてこれを使っています。インチキをすると、間違いなく運って逃げていきますからね。

ただ、黄色と黒は“タイガースカラー”なので絶対買いません。巨人ファンなので(笑)。

ゴルフ場に来る若い女性が増えれば……

getty

――皆さんに聞いているのですが、ゴルフ人気が回復するような、ゴルフ業界が活性化するような案はありますか?

たとえば、会員制などの組織で、ゴルフだけではなくビジネスにつながるような、ビジネスマッチング前提のコンペなどをもっと開催してもいいと思います。

そういったコンペであれば、社長も「またゴルフばっかりしてる」なんて文句を言われないで、ゴルフに行けるようになるかもしれません(笑)。

あと、若い女の子がゴルフを始めたいと思っても、やっぱりゴルフって敷居が高いじゃないですか。クラブやシューズを買わないといけないとか、ある程度練習してからでないと……なんて言われますしね。

だから、そういうのを全部取っ払って、手ぶらでとりあえずゴルフ場に来ちゃっていいよ、みたいな取り組みがもっとあってもいいかな、なんて思いますね。

ゴルフ場に来れば気分が爽快になるじゃないですか。だから、また来たくなるなっていう気持ちを持ってもらえるような機会を増やさないとダメなんじゃないかと思っています。

「水曜日はレディースデイで半額」とかでもいいと思うんですよ。若い女性がゴルフ場に増えれば、男性も増えると思いますよ。

たぶん、ゴルフで出会って結婚するのが一番いいんですよ。だって、人間性とかマナーとかがゴルフをいっしょにすればすぐにわかるので。

取材後記

getty

スポーツ全般が得意で、仕事も遊びもエネルギッシュに楽しんでいるという印象の鳥海さん。

私自身占いにそれほど興味がある人間ではなかったのですが、『成功者ほど運勢の通りに生きている』と言われると、ちょっと四柱推命で占ってもらいたくなりました。

また私自身、ゴルフを通じて出会った女性と結婚したので、今回のインタビューは「我が意を得たり!」といった感じでした。

日本の少子化を食い止めるためにも、ゴルフ業界が担っている役割は小さくない!?

プロフィール


東洋占星術の中でも、信頼性の高い四柱推命を中心に研究し、具体的かつ的確な個人鑑定を⾏っている。恋愛をテーマとした講演を定期的に⾏っており、恋愛のスペシャリストとして多くの⼥性に指⽰されている。各業界の要人・著名人からの信頼も厚い。
https://sendo.or.jp/toriumihakusui

【ゴルフ歴】
約30年
【ベストスコア】
82
【クラブセッティング】(2019年11月時点)
1W:ピン G410プラス
3W:テーラーメイド M2
5W:テーラーメイド M4
アイアン(6~PW):フォーティーン
ウェッジ:キャロウェイ(52度、58度)
パター:オデッセイ オーワークス(ブルー)
ボール:キャロウェイ クロムソフト(TRUVIS ボール)
シューズ:アディダス