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プロでも難しい!ゴルフの好調を持続するための「秘訣」はあるのか?

今、売り出し中の黄金世代と言われる女子プロ達でも、なかなか好調をキープできていない選手もいるような気がします。

2019年のシーズンに初優勝を飾り、さらに2勝目を目指して上り調子で進むのかと思いきや、その後はやや失速しているプロも少なくありません。

これが、本当のゴルフの難しさでしょうか?

私も好調な時を少しでも持続したいと思っていますが、なかなか上手くいきません。

今回は、「ゴルフの好調を持続する秘訣」を考えます!

プロでも好調を続けることは、難しいのです。だから、アマチュアはそれができなくて当たり前かもしれません!

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2019年の女子プロゴルフツアーは、春先から、黄金世代を中心とした若い選手達の初優勝ラッシュに沸きました。

しかし、初優勝組の中で、2勝目を飾ることができたのは、ほんの一握りです!

今季初優勝し、2勝目以降を記録しているのは、全英女子オープンで優勝した渋野日向子(4勝)、柏原明日架(2勝)の2人だけです(11月末時点)。

他の若手プロは、すぐにでも2勝目が来そうな勢いを感じさせながら、その後はなかなか、上位に顔を出せていません。

中には、予選落ちしたり予選通過ギリギリというプロも少なくなく、年間を通して優勝争いをして好調を持続しているプロはほぼ皆無です!

この若手の選手達は、ジュニア時代から腕を磨いて来た人達で、ほぼ全員にコーチがついて、指導しています。

コーチが付いていたら、そんなに調子の波が大きくなることはないのではと思いがちです。

でも、現実にはこれらの女子プロでも好調を持続するのは難しいことで、調子を落とす時期が出てしまいます。

このことを考えると、コーチのいないアマチュアゴルファーにとって、「好調は一瞬のこと」というのは、無理からぬことです!

最近、「調子が良いなぁ!」と感じることってありますか?~私が感じた「好調」の感じとは!

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皆さんにとってゴルフが好調とは、どんな感じですか? 人それぞれ好調の感じ方は違うと思います。それは、レベルによっても異なるでしょう!

「今日は調子が良いなぁ!」と、感じる時はどんな感じでしょうか?

最近のラウンドで、「こんな感じかなぁ!」と初めて感じることがありました。

そのラウンドで、前半を「43」でターンして後半に入った時です。

これには伏線があって、前半からショットは比較的好調でした。しかし、肝心のパットが入らず、さらに1ホールで突然乱れて、トリプルボギーを叩いていました。

しかし、17番で短い寄せワンパットを外し、18番もボギーを覚悟しましたが、起死回生のパーパットが入って出た「43」でした。

さて、「こんな感じかなぁ!」と感じたのは、後半の最初のホールの2打目がバーディーチャンスを迎えた時です。

これは残念ながら入らずにパーに終わりましたが、「今日はショットが好調だ! このハーフはいけるかもしれない!」と感じていました。

そして、「後半はパープレーができるかもしれない!」と、咄嗟に思っていました。

後半がスタートした直後ですから、これまではこんなことを感じることは、ほとんどありませんでした。

その後もショットはまったく危なげなく、横のブレは多少はありましたが、縦距離は合っていました。

途中で、寄せワンの短いパーパットを2回外しましたが、6ホール目からは、ずっとパーを続けて、最終ホールもきっちりパーで収めて、2ボギーの「38」で終わりました!

この時注意したことは細かいことではなく、リズム・タイミングだけでした!

好調な時、何が良かったのか? それをきちんと整理しておくことは重要です!

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今から振り返って、調子が良いと感じた時のゴルフは、何が違っていたのか。一生懸命思い出そうとしていますが、「これが良かった」という原因は、特に見当たりません。

2ホール目で寄せワンが取れなくてボギーを叩いても、「今日はショットが良いから」と思い、バタバタすることなく、淡々とプレーをしていました。

トータルスコアを気にするのではなく、目の前のホールの攻め方に集中していたことは事実です。

決定的なミスショットがなかったことが、目の前の一打に集中できたのではないかと思います。

そのラウンド後、すぐに次のラウンドがありました。

この時は、38の好調を持続しようと、逆に自分にプレシャーをかけてしまいましたが、ショット自体は好調を維持できていました。

では、好調を持続するために、やることとは何か? これが結論です!

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・ショットでは、決定的なミスをしないこと、ティーショットは、悪くてもそこそこで、できる限りフェアウェイに置くようにすること。

・ショットの左右のブレは、ある程度仕方ないと受け入れるが、縦の距離感は合うように努力すること。

・これまで作り上げてきたスイングのチェックポイントを再確認してラウンドする。大ミスが出ないようにするには、チェックポイントが必要です!

・コースでは、各ホール毎にリスクを回避する攻め方を徹底すること。

・パットはコースによって速いグリーン、遅いグリーンがあり、その日のタッチによってパット数に差が出ることは、素直に受け入れる。

・トータルスコアから、パット数を引いたショット数を、毎回ほぼ同じ程度の数になるように目指すこと。今回の比較的好調だと感じる2ラウンドはショット数が47〜49でした。