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ショートゲームがスコアアップのカギを握る!?データで上達を目指す

ショートゲームと言えば、グリーン周りからのアプローチとパット、その良し悪しはスコアに大きく影響します。

そのアプローチとパット、コースではホール毎のパット数だけを記録する人が多いのではないでしょうか。

私もその一人ですが、もう少し詳しく分析してみようと思い立ち、アプローチからカップインまでの軌跡を記録し、スタッツを計算してみたので紹介します。

グリーン周りからのアプローチとパットの軌跡(例)

ロングホール(パー5)で、グリーン周りからのアプローチとパットの軌跡を記録した例です。

この時は、グリーンを狙った第3打目を左に外し、そこからサンドウェッジ(SW)でアプローチしましたが、アプローチする位置からは急な下りで、グリーンをオーバーしカラーまで転がってしまいました。

そこからギャップウェッジ(GW)のピッチエンドランで、カップを通るストレートラインに対して9時、ピンから1メートルの位置に寄せました。

9時の位置だとスライスラインになるので、1メートルの短い距離ですが、少し難しくなります。

このショートパットはカップ右に外し、結局、5オン2パットのダボ(ダブルボギー)でした。

このように、ホール毎のアプローチ位置、カップを通るストレートラインに対するパットの位置と距離をすべて記録します。

ファーストパットの位置分布

ホール毎のファーストパットの位置をプロットし、その分布を調べた例です。

12時から6時に向かって下りラインとなります。

こうしてみると、ファーストパットは比較的下りのラインが多いようです。

一般的には、上りラインのほうがカップインしやすいと言われているので、できるだけ5時~7時の位置からパッティングするほうが良いのですが、言うは易し行うは難しですね。

今度ラウンドする時は、このような傾向にあるのかもしれないことを意識しながら、アプローチするようにしてみたいと思います。

ショートゲームのスタッツ計算例

ショートゲームのスタッツを計算した例です。

パーオンした4ホールを除いて、グリーン周りからの寄せワンホールは9ホール、寄せワン率は64%(9/14)となります。

~0.5メートルのパットは13回あり、すべてカップインしていますので、この距離のパット確率は100%です。

~1メートルのパットは5回、その内カップインは3回あるので、この距離のパット確率は60%になります。

同様の計算で、~2メートルのパット確率は33%。

距離が長くなると急激にカップインする確率が下がり、3~4メートルのパットは6回ありましたが、残念ながら一度もカップインせず、パット確率は0%です。

家でのパット練習では3~4メートルは50%ほどの確率でカップインしますが、やはり実際のコースではアンジュレーションなどに影響されて難しくなります。

3パットは1回あり、合計27パット。

こうしてみると、パーオン率は22%(4/18)とあまり良くないですが、それを何とか寄せワンでカバーするという構図が見えてきます。

18ホール分の円が描かれたメモ帳にアプローチとパターの軌跡を記録しておけば、後でいろいろなスタッツを計算して分析でき、スコアアップのヒントが見つかるかもしれません。

ショートゲームを分析する際の参考にしてみてください。