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Gridge編集部

なんとマギーさんが登場!今月の『ギア猿』はバンカー克服のウェッジとパターをサルベージ!

ゴルフ歴がまだ1年半というマギーさんが初登場。しかも、ベストスコアは94と早くも100切り達成済み。彼女がゴルフに熱心な様子をインスタやYouTubeで見たという人も少なくないのではないでしょうか。

マギーさんいわく、「ちょっとでもスコアを縮めるには自分に合ったギアを使うことが大事なのかな」とのことで、まさに『ギア猿』にピッタリのゲストです。

そんなマギーさんを迎えてお届けする今月は、苦手な女子も多いバンカーを克服するために、ウェッジをサルベージします!

合わせて新作パターやパターを使った番組考案の新競技(?)もお届けします!

バンカーで打てるロフト角は何度?

最初の検証は、「バンカーで打てるロフト角」について。

よく距離のあるバンカーショットはサンドウェッジではなくアプローチウェッジやピッチングウェッジを使ったほうがいい、なんてことが言われていますが、実際にはどうなのでしょう。

華丸さんは「ピンまでの距離が30ヤードまでは58度」とのことですが、番組MC関雅史(QP)プロによれば、「58度のエクスプロージョンショットなら、プロレベルで約30ヤード、一般レベルで約20ヤードが限界」と言います。

実際に華丸さんが愛用の58度でバンカーショットを試みてみると、30ヤードのキャリーを目指してみても、20ヤード前後を飛ばすので精いっぱいという結果になりました。

一方、最近「(愛用する)ボーケイの58度は重くて遠くまで飛ばせないので、オノフのバンカー専用ウェッジを購入」したけど、まだ使用していないというマギーさん。

ボーケイで挑戦すると、その発言通りバンカーの外まで出ず、2球目は距離を出そうとしてトップして大オーバーという結果に。

そこで、新しく手に入れたオノフのウェッジ(FROG'S LEAP-II、58度)で打ってみると、見事脱出に成功しました。

ロフト角によって弾道と距離にはどんな変化が出るのか?

で、ここからが本番。

エクスプロージョンショットの場合、男性で約20ヤード、女性で約15ヤードとわかったところで、それ以上の距離のあるバンカーショットでは、何度のロフトのウェッジで打てばいいのか検証することに。

今回は、検証用にピンの「GRIDE 4.0」ウェッジを46度~60度まで用意しました。

まず華丸さんが、先ほどと同じシチュエーションで46度で打ってみると……なんとピンまで約1.5メートルにつける“神ショット”に、打った本人もびっくり。

弾道は58度の時よりも低く出て、ランも多くなって、ピンに寄るという結果になりました。

マギーさんは、自身のピッチングウェッジ(41度)で検証。すると、弾道こそ低く出たもののバンカーのアゴには当たらず、見事脱出に成功。

華丸さんも思わず「嘘だろ……」とつぶやいてしまいました。

ちなみにこの後9番アイアンでも挑戦してみましたが、マギーさん、華丸さんともうまく打てませんでした。

結論としては、個人差はありますが、グリーン周りのバンカーではピッチングウェッジくらいまでは使いやすいということがわかりました。

様々なロフトでバンカーから打ってみると?

さらに、ロフトによって弾道にどんな違いが現れるのか検証してみることに。

まず、60度を華丸さんが打ってみると、高く上がりますが、その分ランはほとんど出ませんでした。

52度に替えて打ってみると、今度はしっかりとランも出て、ピンにしっかりと寄っていきました。

つまり、「バンカーだから58度」と決めつけるのではなく、ピンまでの距離が近い場合はロフトの大きいウェッジ、遠い場合はロフトの小さいクラブを使ってバンカーショットを試みればいいということがわかりました。

ここで華丸さん「遠くてアゴの高いバンカーはどうするの?」と疑問に。

試しにロフト50度で打ってみると、楽々アゴの高さをクリアー! バンカーでは、50度以上あれば、ある程度球の高さは出せるようです。

バンカーお助けウェッジをサルベージ!

とは言え、やはりバンカーが苦手だという人は多いものです。

そこで、いわゆる“お助けウェッジ”を3機種用意しました。

TK-40 Hi FORGED(フォーティーン)

「地面に刺さらない」のが特徴で、手前から思い切り「ドスン!」と打ち込んだほうがいい結果が得られました。

GLIDE 4.0 EYE 2 グラインド(ピン)

バンカーが苦手なゴルファーに向けて開発された独自のヘッド形状が特徴のウェッジ。ボールの手前から入ってもヘッドが滑ってくれます。

SM-9 Kグラインド(タイトリスト)

上記2機種とは異なりオーソドックスな形状。しかし、バウンスはしっかり付いていて、バンカーからの脱出を助けてくれます。

新作パターをサルベージ!

話題となるパターが多い昨今。

特に女子ツアーでも人気のトラスパター(テーラーメイド)は、華丸さんも愛用し、普段はスコッティ・キャメロン(タイトリスト)を使うというマギーさんも最近入手したそうです。

そんなお2人ですが、最新パターの中にもしっくりくるものがあるかもしれません。というわけで、新作パターを紹介していきましょう。

スパイダーGT シリーズ(テーラーメイド)

ヘッドの両サイドに90グラムのウエイトを装備し、「4:2:4」の重量配分にすることでミスヒットに強く、より安定性が向上したモデル。4種類のカラー、3種類のヘッド形状、3種類のネック形状をラインアップ。

PLD ミルドパター シリーズ(ピン)

アメリカ・アリゾナ州のピン本社にある、パター専門の研究開発室が、ピンパッティングラボ。“PLD”とは“パッティングラボデザイン”の略で、ツアープロが認める究極の打感と転がりにこだわった、完全削り出しヘッドのパターです。

TRI-HOT 5K シリーズ(オデッセイ)

「5K」とは「5000」という意味。実はこの数字は慣性モーメントを表しており、ヘッド両端にタングステンを埋め込むことで、ブレード型のパターなのに大型マレット並みの慣性モーメントを実現しているのです。

ギア猿考案新競技? バカラパット9

最後は、華丸さんとマギーさん、鹿又さんの3人で、ギア猿が考案した新競技「バカラパット9」にチャレンジ!

ルールは、1人3球のパットチャレンジで、成功した距離の合計が9メートルを目指すというもの。

チャレンジする距離は、1メートル間隔で1メートルから9メートルまであり、どの距離から打つかはプレーヤーの自由だ。

挑戦した距離とその結果は以下のようになりました。

1回目
鹿又 5メートル ×
華丸 4メートル ×
マギー 5メートル ×

2回目 
鹿又 5メートル ×
華丸 3メートル ×
マギー 4メートル ×

3回目
鹿又 7メートル ×
華丸 3メートル ×
マギー 4メートル ×

……と、なぜか最後に1メートルを入れれば優勝だったマギーさんが周囲にあおられて4メートルに挑戦し、失敗。サドンデスへと突入することに。

2メートルから距離を伸ばし続けて誰が入れ続けられるかというルールに変更して競技続行。

2メートルは3人とも成功したが、3メートルでマギーさんが脱落。

鹿又さん、華丸さんの戦いになった4メートル、華丸さんが見事カップインさせて優勝しました!

「『アッツい人選手権』(2022年2月放送)の際、出場者にもらったパターマット(パター+カーリングで「パターリング」という新競技用のもの)で家で練習していたのが良かった」とは、華丸さん優勝の弁。

バカラパット9の大会開催も視野に入れているそうなので、それまで『ギア猿』を見て日頃から研鑽に励んでおきましょう! 今月の放送予定はこちらからどうぞ!