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ゴルフコース・練習場

PAR RUSH 01

「東京ゴルフ倶楽部」(埼玉県)“超(隠れ)名門コース”を紹介するシリーズ〈コース・前編〉〜第47回

前回まで、東京ゴルフ倶楽部の歴史や施設を、2回に分けてご紹介しました。

今回から2回に分けて、コースをご紹介します。

東京ゴルフ倶楽部は、長期間休業して、コース改造をしてきました。

この度営業を再開しましたが、まだ仮オープンで、一部に修理地がありご迷惑をかけるということで、フロントでの受付時にロゴ入りのボールを2個いただきました。

今回はインコースからスタートしましたので、早速ご紹介していきましょう!

東京ゴルフ倶楽部のコース概要!

グリーンは2グリーンで、朝霞グリーンと知々夫グリーンがあります。

コース改良後、新しくなった知々夫グリーン用のスコアカードができ上がっていないようでした。

距離は、朝霞グリーンで、アウト3300ヤード、イン3330ヤード、トータル6630ヤードで、距離はしっかりあります。

また、グリーン周りのバンカー以外に、フェアウェイのバンカーがとても多い上に、我孫子ゴルフ倶楽部などと同様にグリーン側のアゴが高いので、入れるとほとんど出すだけとなります。

また、距離の短いホールは、周りをバンカーに囲まれ、花道がないようなホールも少なくありません。

しっかり止まる球で、攻める必要があります。

そして、厄介なのはグリーンです。

速い、アンジュレーションが強いという、グリーンに苦労する要素が揃っています!

インは、ストレートなミドルホールで始まります!

インのスタートは、415ヤードのストレートのミドルホール(パー4)で、フェアウェイも広くティーショットでのプレッシャーは少ないと思います。

グリーンはアンジュレーションがあり、2打目で無理せずに、手前から攻めるようにします。

11番はやや短い353ヤードのミドルです。

右側にOBが続くので注意して攻めていきますが、バンカーが効いています。

このグリーンもアンジュレーションが強いです。

12番ショート(パー3)は166ヤードですが、左半分はバンカー越えになります。

傾斜が複雑でグリーンに乗っても安心できません。

10番ホールをホールアウトすると、霞ヶ関CCの西コースの垣根がありました!

東京ゴルフ倶楽部と霞ヶ関カンツリー倶楽部は隣接しています。

そして、東京ゴルフ倶楽部の10番ホールグリーンの先に、霞ヶ関のグリーンのピンフラッグが見えます。

小道を挟んで壊れかけた低い柵があり、これが境界線で、この写真で右側が東京ゴルフ倶楽部、左側が霞ヶ関CC・西コースです。

この柵を越えて霞ヶ関に入るとOBです。

でも、これは聞かないとわかりません。隣のホールと勘違いします!

前半のヤマ場は13番のロングホール!

中盤は、13番・553ヤードのロングホール(パー5)が、ハンディキャップ(HD2)で難しいホールになります。

このホールはS字のレイアウトなので、無理せずにピンポイントに打って行きましょう。

フェアウェイバンカーは、グリーン方向のアゴが高いので入れるのは禁物です。

グリーンは2段で、距離感が試される3打目になります。

距離が短いホールもあるが、バンカーが取り囲む!

続く14番ミドルは、距離が333ヤードと短いですが、写真のようにグリーン周りを大きなバンカーが取り囲み、乗らなければ必ずバンカーに入るという、結果オーライがないホールになっています。

さらに、グリーンはとてもアンジュレーションがきついです。この距離でHD8というのが納得できるホールになっています。

15番ロングホールは、502ヤードですがHD18で一番やさしいホールです。

しかし、左にあるフェアウェイバンカーは大きいので、これに注意して、ピンポイントに打って行く必要があります。

最後まで気が抜けないホールが続きます!

インの上がり3ホールに入って、16番は429ヤードの緩やかに上って行くミドルです。

右のフェアウェイバンカーに注意しながら、グリーン手前からの寄せワン狙いが賢明でしょう! グリーンは思いのほか切れるグリーンです。

17番は148ヤードの比較的短いショートで、知々夫グリーンではさらに短くなります。

右のクリークに注意しながら縦に長いグリーンを狙います!

最終18番は、429ヤードのミドルです。

HDは12ですが油断は禁物で、手前左右にバンカーが口を開けており、グリーンの傾斜もとても複雑です。

とにかく、フェアウェイとグリーン周りのバンカーと、グリーンのアンジュレーションでコースがとても難しくなっている、そんな東京ゴルフ倶楽部という印象で前半を終わりました。