ゴルフコース・練習場
PAR RUSH 01
千葉県「立野クラシックGC」“隠れ名門コース”を紹介するシリーズ第32回
今回、紹介するコースは千葉県市原市にある「立野クラシックゴルフ倶楽部」です。
東京都心からアクアラインを渡って1時間弱と近く、絶好のロケーションとゴルフ場が林立するゴルフ銀座にあります。
中年以上のゴルファーならご存知の、ドイツのプロゴルファー「ベルンハルト・ランガー」が設計監修者として名を連ねるコースです。
それでは、早速この名コースをご紹介しましょう!
目次
千葉県では、有名なコースの一つです!
立野クラシックGCの開場は、1986年(昭和59年)と比較的新しいコースです。
近くにある姉ヶ崎CCの増設コースとして建設されましたが、その後独立して法人専用コースとしてオープンして、現在は個人会員の入会も可能となっています。
コース設計は「金子安三」で、LPGAプロテストを開催した滋賀CCなど多数のコースを設計しています。
クラブハウスは、外は近代的で少し味気ないが、中はゆったりして、落ち着いた造り!
クラブハウスを入ると、フロント前はゆったりしていて、機能的にロッカールームなどが配置され、すぐにキャディーマスター室に行けるようになっています。
立野クラシックのコースの特徴とは?
なだらかな房総の地形に位置する、「立野クラシックGC」のコースレイアウトは、ベルンハルト・ランガーの理想である、美しさと戦略性を兼ね備え、彼のゴルフに対する情熱が随所にうかがえる個性豊かな18ホールとなっています。
特に、ピン位置によっては、2クラブも違うペンクロスベントの広いワングリーン、巧妙に配された、真っ白なバンカーとウォーターハザード、そのスケールの大きさとスリリングなプレーが期待できる各ホールは、充実したゴルフライフを、充分に楽しませてくれます。
コース全長はアウト3326ヤード、イン3162ヤード、トータル6488ヤードのパー72です。
アウトとインの雰囲気がまったく違う!
コースは、全体の高低差が10メートル程度とフラットで、広くのびのびとプレーできます。
アウトは多くの植栽と6個の池とバンカーが戦略性を高めていて、スタート3ホール以外はOBがありません。
インコースの特徴!
一方、インはほとんど自然を生かした雄大な林間風で、アウトとインの雰囲気がこれほど違うコースも珍しいとも思います。
加えて、約半数のグリーンにアンジュレーションがあります。
また、グリーンが大きく、乗っただけでは安心できません。
この日のグリーンの速さは、9.0フィートでした。
コース紹介、まずアウトコース!
アウトコースは、思い切って振り抜いていけますが、距離が長く400ヤードを超えるミドルホールもあり、打ち上げで380ヤード程度のホールも多いことから、距離的には厳しいホールが続きます。
ホールの造りがグリーンに向かって少し緩やかに上っていき、やや砲台気味なグリーンで、手前の両サイドにバンカーがあるというホールが多いので、ヤーデージ以上に距離が残ります。
ティーグラウンドに立つと、ヤーデージ上は一見簡単そうに見えるのに、なかなか一筋縄ではいきません。
また、グリーンが大きいので、仮に2打目で乗っても端だと、長いパットをすることになり3パットの危険が大きくなります。
ハンディキャップ(HD)1の7番ミドルホール(パー4)は、レギュラーティーで420ヤード、緩やかに打ち上げていきます。
これは、最初から3オンを狙えば、そんなに難しいホールではありません。
アウトは、HD3の401ヤードミドルホールでスタートしますが、このスタートホールは厳しいと思います。
一方、インコースは?
インコースのスタート10番は、150ヤード程のショートホール(パー3)です。池越えですが、それほど気にはならないと思います。
続く11番はロングホール(パー5)ですが、アウトでプレーした広いフェアウェイに比べて狭いなぁと感じます。
距離はフラットで540ヤードあり手強いです。
インのロングは、フラットで500ヤード以上なので、パーを取るには厳しい造りです。
また、インはアウトに比べて全長で160ヤードほど短いのですが、その分フェアウェイに木立があったり、ピン位置によっては、グリーンを狙えるフェアウェイが半分だったりと、難しい造りになっています。
後半の最終18番は、HD2のミドルホールで難しいです。
ほぼ真っすぐなホールですが、フェアウェイが少しずつ絞られで途中に大木があり、さらに狙いを難しくしています。
フラットな414ヤードの距離で、狙いが絞られたりと、本当に難しいホールでした。
これが、最終ホールというのは、このコースの難しさを物語っていると思います!
練習場は80ヤード程度の短いものですが、芝はきれいに整備されていました!
練習場(ドライビングレンジ)は鳥かごです。
短いですが、打席の上には屋根もあり、芝はきれいに整備されていました。
スタート前には十分だと思います。隣に、バンカー練習場もありますので、砂質を確かめておきましょう!