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ゴルフコース・練習場

PAR RUSH 01

『プロの気分を味わう!〜同じコースを2日連続でラウンド!〜“いつも80台を目指す”「ラウンド日記」第9回

今回のラウンド日記は、初めての体験で幸運にも2日連続でキャディ付きのコースをラウンドすることになった経験談です。

2日連続のラウンドの経験はこれまでにも多々ありますが、リゾートコースや1泊2日で泊まりが多く、毎日コースに通って同じコースを2日連続という、まさにプロトーナメントの予選ラウンドの気持ちを味わうラウンドになりました。

舞台は桜ヶ丘カントリークラブです。

グリーンは、2日間ともに10.0フィート(ft)の速いコンディションでした。

好天に恵まれた2日間でした…

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最近はめっきり寒くなり、冬のゴルフ到来という気候ですが、この時は気温も日中18度ほどまで上がり、風も微風という、絶好のコンディションに恵まれた2日間でした。

スタート時間も、1日目が8時54分、2日目が9時42分とほぼ同じような時刻で、朝の練習もしっかりとやれる余裕がありました。

練習内容も、ドライビングレンジ〜アプローチ練習〜パット練習という流れでした。

また、スタートホールもアウトからという完璧なお膳立てでした。

ただ、2日間ともにオフィシャルなゴルフだったので、プロのトーナメントとまではいかないけれど緊張感のあるラウンドでした!

まず、初日は…

久しぶりの桜ヶ丘です。コースは少し覚えていましたが、同じような造りのホールもあり、記憶が曖昧なところもありました。

ただ、難しいアップダウンのホールが何ホールかあることは記憶がありました!

そして、アウトよりもインの方が距離もあり「難しい」ということもわかっていたので、アウトを好スコアでターンしたいと思っていました。

さて、当日は順調にキャディーさんのアドバイスをもらいながらプレーを続けました。

仮にグリーンを外しても寄せワンを狙えるところを意識する余裕がありましたが、これは比較的ショットが安定していたからです。

大ミスがなくホールを消化していき、前半での30台が見えて最終9番のロング(パー5)で素ダボ(OBやペナルティを受けずにダブルボギーを打つこと)叩き40となりましたが、ほぼ納得できる内容でした。

後半も、相変わらずショットは安定しており穏やかにスタートしましたが、昼食を挟んだだけなのになぜパットの距離感が合わなくなるのか?

不思議なくらいパットが不調になり、4回の3パットで、結果は43を叩くことになりました。

しかし、トータル83は桜ヶ丘としては決して悪い結果ではありませんでした。

この日は、そのままクラブを預けてゴルフ場を出ましたが、明日は今日と同じようなゴルフができるのだろうか? というある種の不安を抱えていました。

2日目の前半は…

翌日の朝、前日とほぼ同じ時間にゴルフ場に着いて、前日と同じ練習メニューをこなして本番に臨みました。

練習では、できる限り前日と同じような注意点を確認しながらボールを打ちました。この時点ではほぼ前日と同じショットだと思いました。

しかし、いざ本番のアウト1番のティーショットは、昨日はなかったフックをして左のラフ、しかも前に崖と木がややスタイミーになります。

あれ! と思いながらの2打目は手前のバンカーへ吸い込まれ、ここから寄せたもののパーパットは入らずボギースタートとなり、2日連続の好スコアはないのかな、と思いました。

ところが、前日と変わらずショットは好調で、前日は寄せワンでしのいだショート(パー3)でボギーを叩いたものの、ハンディキャップ(HD)7の打ち上げのミドル(パー4)は、無理せずにボギーで通過して、前日ボギーとしたショートはパーで収め、いよいよ残り2ホールへ来ました。

8番のティーショットをややミスして、2打目に少し距離が残りこれがバンカーに入りましたが、ここもパーでしのぎ、いよいよ最終ホールです。

前日、素ダボを叩いたホールでしたので、慎重にショットを積み重ねてこのホールをパーとして、前日を1打上回る39でターンしました。

いよいよ2日目も、難しい後半です…

前半を39で折り返し、前日よりもこれは良いと思って後半をスタートしましたが、思いがけない落とし穴が待ち受けていました。

まず、前日パーを取った打ち下ろしの10番ミドルホールで、ティーショットは大きくフックして途中の崖の手前の深いラフに。

しかも崖を越してその先の木を越す難度の高いショット。

引っかかり木の枝に触れ、どこへ行ったのか不安になるショットでしたが、幸いにもフェアウェー側に転がり、残り80ヤード程度のところにあったところを、なんとかボギーで通過しました。

続けて、前日素ダボを叩いたショートホールは、手前のバンカーを嫌がり1クラブ上げて打ったら一番奥まで転がってしまいました。

下りの長いパットをミスして3パットのボギーとなり、雪辱は果たせませんでした!

しかし、ここからHD4の打ち上げのミドルでは、2打目を3番ウッドで会心のショットを放ち、寄せワンでしのぎ、その後はバンカーに入れる場面もありましたがそこも寄せワンでしのぐなど、しぶといゴルフを続けました。

一方で、前日もボギーを叩いたロングを同様のボギーとし、17番のミドルではパーオンするも前日の反省が生かせず奥に付けて、結局3パットのボギー。

学習能力の足りなさを痛感しました。

そして、最終18番のミドルでは、2打目をグリーンの右へプッシュアウトしてボギーを拾うのがやっとという内容で、後半は41となりました。

トータルは、70台を出せずに80となりましたが、前日よりも良いスコアで上がれ、内容的にはまとまったラウンドだったと思います。

2日間で反省が生かせたこと、生かせなかったこと、これを受け止めて今後に生かす!

2日間のホール・バイ・ホール(各ホール)の分析をしてみました。

ここから見えてくるものがさらに良いスコアで回れるという反省につながると思います。

☆パット数:1日目…35、2日目…32
☆2日間ともにバーディはなし…チャンスはあったが入らなかった。
☆ダボを叩いたホール…1日目:9番、11番、18番
☆ボギーを叩いたホール
…1日目:6番、7番、14番、15番、17番
…2日目:1番、3番、6番、10番、11番、15番、17番、18番
☆フェアウェイキープ率:1日目…92.3%、2日目…71.4%
☆パーオン率:1日目…38.9%、2日目…38.9%
☆サンドセーブ率:1日目…20.0%、2日目…50.0%
☆リカバリー率:1日目…45.5%、2日目…45.5%

◆2日間のスコアの差は、ダボを叩いた回数分の差となっています。やはり、当たり前のことですが、ダボを叩かないゴルフがスコアメイクの鍵を握っています。

◆2日間ともにボギー以上を叩いたホール…6番(パー4)、11番(パー3)、15番(パー5)、17番(パー4)、18番(パー4)です。

この中で、HDが高いのは18番(HD6)、6番(HD7)、15番(HD8)ですが、HD1~5は入っていません。

※ホールのハンディキャップは、ゴルフ場が難しいと思われるホールから順番に設定する。“HD1”が一番難しく、“HD18”が一番やさしいという意味

◆1日目のボギーを踏まえて、2日目はなんとかパーを拾いたいとプレーしましたが、同じホールでボギーを叩いており、学習ができていないと考えます。

特に、11番と17番は2日間ともに3パットでスコアを崩しており、ホール攻略のマネジメントができていないということ。連日3パットというのはまったく情けない限りです。

◆フェアウェイキープ率は必ずしもスコアと関係ない。2打目が打てるところにあればある程度スコアがまとまるものだという結論です。

◆2日間のデータはほぼ一緒ですが、唯一違うのがサンドセーブ率で、1日目は5回バンカーショットを行い20%でパー、2日目は4回バンカーショットを行い50%でパーでした。

2日間ともに、大きなショットミスはありませんでしたので、やはりダボを叩かないこと、3パットをしないこと、これに尽きると思います!

2日間をプロの予選ラウンドのようにラウンドして感じたこと…

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2日間のラウンドを終わって、同じコースですから、2打目やロングの3打目でどんなクラブを使うかによって、その日の調子のバロメーターになります。

この2日間は幸いにも調子が良かったので、ロングホールで2打目、3打目のクラブがほぼ一緒でした。

しかし、それにしても失敗の学習が生かせなかったこと、それが悔しく残念でした。

不満を言ったらきりがありませんが、一方で2日間をこのスコアで回れたことは自信につながりました。

ただし、この2日間は天候・風が同じ条件だったので良かったことを考えると、まったく違う気象条件なら、スコアもとんでもないことになっていたのではないか、と思いました。

プロはこれを毎週、3日間または4日間やっているんだ!…体力とともに大変な精神力だと痛感!

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今回の、2日連続で通いのプレーでプロの厳しさを痛感しました。

アマチュアは、楽しくゴルフをやっていますが、2日間の通いは大変です!

これを、男子は4日間、女子でも3日間続けなければ、賞金が稼げないわけで、まず体力、そして気力、精神力が半端じゃないと思いました。

2日間のプレーで、とても疲れました! 気の抜けないラウンドでしたが、プロは1打たりとも疎かにできない、真剣勝負ですよね!

アマチュアで良かったです。ゴルフは趣味でやるのが楽しいですね!