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Gridge編集部

ヘッドスピード42m/s男の本気のクラブ選び①M4 ドライバー

こんにちは、じゅんやあくです。

ヘッドスピードが42メートル/秒(m/s)という、平均的なゴルファーにとても身近なスペックの私が話題のクラブを試打するコーナーです。

第1回目となる今回は、先日発表され“ツイストフェース”が話題となり、すでに世界中で勝利を挙げているM4 ドライバーを取り上げます。

試打クラブは、ロフト10.5度、シャフトは純正(FUBUKI TM5)のフレックスSRです。

ちなみに試打をする私ですが、ヘッドスピードは42m/s、スイングの特徴はインサイドアウトのアッパー軌道で、持ち球はチーピンとなっております。

JGAのオフィシャルハンデは9.2(2018.2.1現在)ですが、フェアウェイキープ率は約4割なので、あまりショットに自信があるほうではありません。アプローチとパットでスコアを作るタイプです。

ショットに自信のない、いちアマチュアの私の感想だけでは心許ないので、このコーナーではスタジオCGAのカリスマクラフトマン、山﨑康寛さんにも意見を伺いますよ。

それでは行ってみましょう!

(取材協力:スタジオCGA)

構えてみると?

これ、ポンと地面に置くと、結構顔が開きます。いわゆる“座りのいいタイプ” ではありません。

しかし、私みたいなフッカー(チーピニスト)にとっては、左に向かないだけで安心感がありますし、一方、スライサーの人だったら、最初からフックに握ってからソール(地面に置く)しても全然問題ないと思います。

つまり、打つ前から、「自分がどのように打ちたいのか」をはっきりと意識してアドレスする必要があるので、それだけでミスが減る可能性すらあります。

投影面積は大きいのですが、バランスのいい形なので違和感もなく、安心感は大きいですね。

打ってみました!

前項で「左に向かない安心感」と書きましたが、打ってみると意外とつかまります。

つかまらなそうな顔でつかまるというのは、最近の流行なのでしょうか。

私が普通に打つとドローからチーピンなのですが、思い切りフェードを打っていくように振ってみて、いい感じのストレートボールになりました。

ボールはとても上がりやすいです。

話題のツイストフェースですが、正直、私レベルだと「言われればそうかな」くらいの感じです。

ただ、特に感じたのは、フェースのどこに当たっても、初速が平均的に速い、ということです。

なかなか芯に当たらないアマチュアゴルファーにとっては、芯を外してもあまり距離が落ちないというのは大変心強いのではないでしょうか。

もっとも良かった弾道データは以下になります(ボールはタイトリスト プロV1x、データ計測はGC2を使用)。

ヘッドスピード:41.1m/s
ボールスピード:59.6m/s
ミート率:1.45
打ち出し角:17.2度
バックスピン量:2275rpm
キャリー飛距離:227ヤード
総飛距離:249ヤード

カリスマクラフトマンが斬る!

山﨑さん:
「ミスの許容範囲が広くて、とてもやさしいドライバーです。ドライバーでもハンドファースト気味にインパクトを迎えてしまって球が上がらないなんて人にオススメです」

スタジオCGAで計測した試打クラブのスペック:
長さ:45.75インチ
重さ:294.3グラム
バランス:D2.1
リアルロフト:11.4度
振動数:227cpm

こんな人に!

ボールの打点が定まらない人、球が上がらない人におすすめです。スライサーでもフッカーでも使えると思いますが、どちらかというとスライサー向きかもしれません。

スピンはある程度入りますが、フェースのどこに当たっても初速が速く、飛距離性能が高いです。

以下、5段階評価です(3が平均)。

上がりやすさ:4
つかまりやすさ:4
方向安定性:5
操作性:2
飛距離性能:5