Gride

(c)photo-ac

ゴルフクラブ

モハメドアリモト

【クラブは、飛距離重視?それとも操作性重視?何で選んでますか?】☆失敗しない、クラブ選びのヒント教えます。

最近、お客様とお話ししていると『このアイアンは以前より一番手以上飛ぶんだよね!』とか、はたまた『飛距離は今までと変わらないけど、すごく振り抜きやすいんだよね』などなど、アイアンの評価を一つとっても三者三様なご意見です。

特に、アイアンは任意の距離がキッチリ打てれば『良いクラブ』となるのですが、クラブに対する考え方(求めるもの)の違いで意見は別れるようです。

どちらのコンセプトも、使用する人のウィークポイントをカバーしてくれるようになれば良いのですが、そこだけを優先してクラブ選びをすると、練習場ではよくても実戦では思うようにいかないクラブセッティングになる事も多々あります。

そこで、今回はその飛距離性能と使いやすさ・操作性の両方を上手く活用できるような失敗しないクラブ選びのコツをご紹介致しますので、今回も最後までお付き合い下さいますようよろしくお願いいたします。

では、始まり始まり・・・。

その①、クラブの飛距離性能と操作性を兼ね備えるには?

getty

アマチュアゴルファーにとって、クラブに対する要望として『飛び』と『操作性』は絶対に欲しい性能だと思います。

しかし、その事を考慮して『最高の1本』を選択したはずなのに、、、。

なぜか数ヶ月も使うと『合わなくなった』とか『調子が悪くなった』などと思った経験はありませんか?

もちろん『ピッタリで何も言う事ない』という方は、シッカリとしたフィッティングでスイングにもベストマッチされているのでしょう!

しかし、私が以前働いていた中古ゴルフクラブ販売店では、大半の方が上記の買い替えサイクルでご来店されておりました。

なぜでしょう?

それは、飛距離や操作性の特出した性能を重視するとやはりデメリットも生じるからです。

この後ご紹介しますが、これらを少しでも両立させるには『使う方のスイング・体力・コースでのクセ』etcを考慮してクラブフィッティングする事が必要でしょう。

また、使う14本全体の流れを考えて各番手合わせて行く事も大切な事です。

そうすれば、『クラブ完璧! 後は腕のせい…』と納得できるくらいになるでしょう!

やはり、ナイスショットを生み出す条件は『クラブ50%、腕前50%』ですから・・・。

その②、飛距離重視クラブの特徴は?

getty

まず、最近の飛距離重視クラブは『軽く振って、楽に飛ぶ』感じに仕上がっているクラブが目立ちます(いや、ほとんどかな?)。

飛距離重視=オートマチックなクラブといっても過言ではないでしょう。

そんなクラブの特徴として

①総重量が軽めである
②シャフトは軟らかめである
③アイアンの場合、ロフトがかなり立っている

などが挙げられます。

飛ばすために、総重量を軽くしてヘッドスピードを上げて行き速くなる分しなり戻りを良くして球を捕まえるためにシャフト硬度は軟らかめになる。

また、アイアンは単純にロフトを以前よりも一番手以上立てる事で、飛距離を上げていく。

それに合わせてヘッド形状も大きくし、クラブの長さも少しずつ伸ばしていく。

というのが、ここ最近の飛距離が出るクラブの大まかな特徴になっております。

この特徴は、逆に考えればデメリットになる事もありますので、上手く微調整をして行く必要があります。

ヘッド要素を考えても、

①球の弾きが良く、球離れが速い
②球が上がりやすい
③球が捕まりやすい設計

というモノが多いという事も挙げられますので、この要素を効果的に利用するクラブ調整も必要になるでしょう。

その③、“操作性が高い”と“使いやすい”はイコールではない

getty

使いやすいクラブの定義は使う人の好みで変化しますが、例えば、構えた際の構えやすさであったり振った際の振り抜きやすさであったりと基準もいろいろです。

構えやすさの話でいえば、フェースの向きが開いている方が引っ掛けのイメージが出にくくて好む方もいれば、向きは被りめの方が捕まるイメージが出て良いと選ぶ方もいらっしゃいます。

また、アイアンのロフトも、結局コースで実際に使いやすいかや飛距離が出るかによって、その人の使いやすいクラブの基準が決まります。

誤解されやすい事ですが、操作性重視=難しいではなく、飛距離重視=扱いづらいという事でもありません。

どこにポイントを置くかが重要で、簡単に説明するとヘッド形状・素材etcの違いで『飛距離重視』か『操作性重視』に違いがあり、そこへ調整・フィッティングをして『使いやすいクラブ』に合わせていきます!

確かに、『飛距離重視』ヘッドは良く飛ぶし、オートマチックで安定性も抜群です。

また、『操作性重視』ヘッドは反応が速くコントロールしやすいです。

しかし、『使いやすい』クラブの定義・要件は人それぞれ違うので、手に入れたい要素の違いでヘッド形状やモデルを選択する事が一番という事です。

その④、今回のまとめ

getty

今回は、ちょっと難しい話になってしまいましたが、クラブ選びでよく聞かれる矛盾についての僕なりの見解をお話しいたしました。

というのも……。

クラブの販売文句(セールストーク)を読んでいると、『誰もが飛んでやさしい』や『プロ・上級者好みの・・・』というような言葉を良く耳にします。

しかし、この“やさしい”や“プロ・上級向き”は目安に過ぎませんし、どのモデルも特徴によるメリット・デメリットは必ずありどれが最適か? は使う人それぞれ違います。

確かに、やさしいという触れ込みのクラブは、初心者にとっては扱いやすいモデルですが、経験者やクラブの操作性を重視する上級者にとっては逆の効果が現れるかも知れません。

要は、その人にとってのクラブに対する要望が上手く反影できる仕様が、その人にとって『飛ぶクラブであり、扱いやすいクラブ』になるのです。

失敗しないクラブ選びは、自分なりの『クラブ理論』を持つ事も大切だと思います!

『自分はここに拘る』といった具合です。

今回も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

〜最高の1打とその次のステップのために〜
また次回まで。。。
押忍・感謝