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ゴルフクラブ

モハメドアリモト

【新提案!短尺ドライバーに合わせて、全番手短めに調整してみよう。】☆失敗しない、クラブ選びのヒント教えます。

以前短尺(43インチくらい)ドライバーのカスタマイズについてお話させていただきましたが、今回はその短尺ドライバーに合わせて全番手!! (フェアウェイウッド~アイアンまで)短めに調整する方法をご紹介させていただきます。

実は、以前お客様より『ドライバーを短くして曲がらなくなったから、全番手短めに調整してみようと思うのだが・・・』とご相談を受け、調整させていただいた結果、球筋が全番手安定してスコアアップにつながった! とお客様よりうれしいご感想をいただき、ならば皆さんにもその際行った調整方法をお伝えせねば・・・と思った次第です。

そう、『全番手短く持てばいいじゃん?』なんて声も聞こえて聞こえて来そうですが・・・そこはひと工夫ありまして、ただ単に短いだけではないのです!

では、そんな今まで余り取り上げられなかった内容を今回は詳しく紹介していきたいと思いますので、ご興味のある方はぜひ最後までお付き合いいただきますようよろしくお願い致します。

始まり始まり・・・。

その①、ドライバーが短ければ、当然フェアウェイウッドも短めで!

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まず、最近流行っている短尺ドライバーの長さは、大体が43インチ〜43.5インチで設定されています。

これは通常の3番ウッドの長さと等しくなります。もし、3番ウッドをそのままの長さで使用した場合、“ロフトの差”しか違いが出ないので、『余り飛距離が変わらない・・・』なんて事にもなりかねません。

そこで、3番の長さは5番ウッド相当の42〜42.5インチまで短くします。

0.5〜1インチ程度のカットは、見た目には少しの変化ですが、長めのクラブ、特にフェアウェイウッドなどでは見違えるほど球筋や振りやすさに影響が出るはずです。

変更する際の重要なポイントとして、今よりも重目のシャフト(10グラム前後アップ)に変更してください。

シャフト重量が60グラム台のものなら70グラム台に、またドライバー兼用のシャフトが装着されているなら、同重量帯のフェアウェイ専用シャフトへの変更をおススメします。

それと、短くするに当たって避けては通れないのが『バランスが軽くなる』という事です。

これは、シャフト重量を重くする事で多少改善されますが、それでもバランスは軽めになりがちですので、その辺は、シャフト長なりのバランスと割り切る事も大切です。

その②、アイアンも順に短くしていきましょう(1ステップ目の調整)

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次に、ウッド類だけを短くするのなら効果は半減です! ここは思い切って、アイアンもさらに短くして14本すべて短めに設定するのが今回の『短尺設定企画』です。

そこで、アイアンですが、短くするといってもただ5番(最長番手の場合)〜ピッチングウェッジ(PW)まで通常通り0.5インチ間隔で短くしていくのではありません。

まず①一番手下(一番長いアイアンが5番なら、6番)用のシャフトを使用します。

というのは、アイアンシャフトの場合、大体のモデルが番手別に長さを設定して調整されております。

そこで、この番手別に設定された長さを利用して短くしていきます。例えば、5番アイアンのヘッドには、その下の番手である6番のシャフトを、7番には8番のシャフトを・・・という具合にずらして装着します。

この際、重要なのがシャフトの硬さに付いても考慮しなければいけません。

短くすると当然硬さは増して行きます、振り心地もハードになる可能性があります。

そこで、②ワンフレックスかハーフフレックス軟らか目にします。例えば、Sシャフトを使用しているならRもしくはSRにします。

これで、短くなった分の硬さを調整する事が可能になります。

その③、アイアンも順に短くしていきましょう(2ステップ目の調整)

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そして、次のステップとして長さの調整です。一番手下のシャフトを挿しますので当然、長さも一番手短くしていきます。

設定例として、まず、5番から37.5インチに(これは、平均的な6番アイアンの長さです)、そして、順に8番アイアンまで0.5インチずつ短くして行きます(8番で36.25インチ)。

次がポイント!

『9番アイアンから長さの違いを0.25インチ間隔にします。そうすることで、9番が36インチ!

するとPWが35.75インチになり、通常の(一般的長さ)長さと変わらなくなくなります。

ちなみに、ウェッジ番手用のシャフトはピッチング以降すべて同じになりますので、上の番手に合わせてワンフレックス軟らかめにして揃えるか、もしくはそのままで、という判断になると思いますが、ウェッジに関しましては硬さは余り気にせず重さを優先でそのままでもいいかと思います。

また、この方法は現在装着されているシャフトの長さを詰める訳ではなく一番手短いシャフトを装着しますのでカットする長さも少しで、バランスもある程度確保できますので『ただ切るだけにあらず』な技あり方法です!

その④、最後はパターも短めで!

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さて、最後になりますが今お使いのパターが短め(33インチ以下)ではない場合思い切って短めにする事をおススメいたします。

またその際には、上記のセッティングで全番手短めにした時と同様にシャフトを重めにしたり、グリップをある程度軽めに設定してバランスを出す調整が必要になって来ます。

話は少しそれますが、最近では重めパター用カーボンシャフトも好評価を得ておりますのでそちらもおススメです。

なぜ、パターも短めにする事を勧めるかというと、他の番手を短めに設定した場合、アドレスの姿勢も自然と『前傾が深く』なっていくと思います。

パッティングの際もクラブの流れに合わせて前傾姿勢が自然と取れる方が、ストロークのリズムも一定になり結果、ミスショットの抑制にもつながるでしょう。

理論は諸説いろいろあるようですが、パッテイングの際『前傾を深くし、ボールを真上からのぞけるようにアドレスを取る』事は基本であるともいわれておりますし、他の番手でも前傾は浅いより『深い方が、スイングの安定につながる』といわれております。

ぜひお試しくださいませ。

その⑤、今回のまとめ

いかがでしたか?

今回ご紹介しました内容は、今話題に成ってる『短尺ドライバー』のようにそれだけを短く設定するのではなく、『そのドライバーに合わせて全番手短めにしてみませんか?』という内容でした。

その際には、ただ短くするだけではなく手間はかかりますが、クラブ全体の調整もそれに合わせてシッカリと行う。

結果、まったく別ものの短いクラブセットができ上がるようなイメージの内容でした。

なぜなら、当店では今お使いのクラブをただ単に短くカットするような調整では、クラブ性能を十分に発揮できなくなりますので余りおススメしておりません(硬くなったり、軽くなったりしますからね)。

やはり、短くしたらそれ用に調整する事は必ず必要だと思います。

球のバラツキや、ミート率の低さでお悩みの方にはぜひともおススメしたい調整ですので、ご参考くださいませ。

きっと、新たな発見があると思いますよ!

それでは、今回も最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。

〜最高の1打とその次のステップのために〜 

また次回まで。。。
押忍