Gride

gettyimages/1282613209
getty

ゴルフクラブ

もーりー

クラブを購入する前に要チェック!ロフト角について勉強しておこう!!

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

ゴルフを始めた時は先輩や上司からクラブを譲り受けたり、初心者用のクラブセットを購入したという皆さんも、スコア100切りを目指すという頃になってくると、クラブセッティングを見直して新しいクラブの購入を検討することでしょう。

しかし新しいクラブを購入したのはいいものの、スペックが合わずにスイングを崩してしまっては意味がありません。

そこで今回はクラブ選びの重要なポイントであるロフト角にスポットを当ててみようかと思います。

そもそもロフト角ってなんぞや?

getty

ロフト角はクラブの長さとともに、飛距離を決定する数値になります。

ロフト角は、シャフトの中心線を含む垂直平面とフェース平面のなす角度であり、ロフト角が小さいほどボールを遠くまで飛ばすことができ、ロフト角が大きいほど飛距離が出なくなり、その分ボールが高く上がりやすくなります。

極端なことを言えば、クラブのソールを地面にベッタリくっつけた時に、フェースが地面に対して垂直で完全にターゲット方向に向いていればロフト角は0度、上空を向いていれば90度ということになります。

ゴルフクラブ(パターは除く)のロフト角はボールの高さと飛距離のバランスを考慮して、ロフト角8度~64度くらいの範囲で設定されているのが一般的です。

ボールを遠くに飛ばしたいドライバーはロフト角が小さめ(8~13度くらい)、ウェッジのようにグリーンを直接狙うクラブの場合はロフト角が多め(40度以上)に設定されています。

アマチュアにとって使いこなすのが難しいロフト角のクラブとは

getty

ロフト角について簡単に説明させていただいたところで、いよいよクラブ選びに話を移しましょう。

まず最初にスコア100切りを目指すアベレージゴルファーにとって選ばないほうが賢明なロフト角のクラブについて説明します。

・ロフト角が9.5度以下のドライバー(女性は+2~3度)
・ロフト角が17度以下のフェアウェイウッド・ユーティリティー(女性は+2~3度)
・ロフト角が25度以下のアイアン(女性は+2~3度)
・ロフト角が58度以上のウェッジ(女性は-2~3度)

上記に挙げたロフト角のクラブは非常に使いこなすのが難しいので、多少パワーがあったとしても選ばないほうが賢明です。

まずドライバーについては、ロフト角が小さ過ぎるとボールが上がりづらくなり、ドライバーの本来の目的である飛距離が損なわれることが多いので注意が必要です。

ヘッドスピードが43メートル/秒以上のパワーヒッターであれば、ロフト角9.5度のモデルを使ってもある程度ボールは上がるかもしれませんが、一般的には男性なら10.5度、女性なら12~13度くらいのモデルを選ぶほうが賢明です。

さらにフェアウェイウッドとユーティリティーについても、ロフト角が小さいものは、パワーがないとボールを上げることがかなり難しいです(ドライバーと違って地面から直接打つこともありますので尚さらです)。

新しいクラブを購入する時に、真っ先に3番ウッド購入を検討する人が多いですが、まずは5番ウッド(18~19度)や7番ウッド(21~22度)、ロフト角が19度以上のユーティリティーを選ぶようにしましょう。

まずは5番ウッドを使いこなすことを第一に、そして安定してスコア90台が出せるようになってから3番ウッドの購入を検討するくらいで十分だと思います(個人的にはスコア80台を出すのに3番ウッドは必要ないと思っています)。

次にアイアンについても、25度以下のロングアイアンはボールが上がらず、操作が難しくなるので、アベレージゴルファーには不向きであり、フェアウェイウッドとアイアンを埋めるクラブとしては、やはりユーティリティーをおすすめします。

そして最後はウェッジについて。

アプローチウェッジとサンドウェッジについては、最近はアイアンセットの流れではなく、単品ウェッジを選択するゴルファーがほとんどです。

単品ウェッジを選ぶこと自体は良いことだと思いますが、問題なのは多くのアベレージゴルファーがプロゴルファーを真似て52度と58度の組み合わせを選びがちなこと。

ロフトが大きいとボールが高く上がってグリーンでボールが止まりやすいというメリットもありますが、フェースが寝ている分芯に当てることが難しくなり、ミスショットが出やすくなるというデメリットのほうが大きいです

アベレージゴルファーの場合は、ミスを避けるためにも、50度と56度と少しロフトが立った組み合わせを選ぶほうがプレー中のミスは減らせると思います。

番手とロフト角の設定はメーカーによって違う

getty

最後にクラブを購入する際のロフト角に関する注意点を1つ。

それは同じ番手でもクラブメーカーやモデルによってロフト角の設定が違うということ。

例えば5番ウッドのロフト角は18度が一般的ですが、メーカーによっては17度や19度で設定されていることもあるのです。

その傾向が特に顕著なのがユーティリティーで、同じロフト角20度のものが、A社は2番、B社は3番として売られているなんてことは日常茶飯事です。

さらに同じメーカーのクラブでもモデルによってロフト角の設定が違う(7番アイアンのロフト角が3度くらい変わる)場合もありますので、新しいクラブを購入する際には、ロフト角のチェックはマストですよ!

以上、ロフト角を正しく理解したうえで、自身に最適なスペックのクラブをセッティングできるようにしてくださいネ。

といったところで今回はこのへんで。

それでは、また!