Gride

gettyimages/1018282298
getty

ゴルフクラブ

とや

ゴルフが上手くなりたきゃオーバースペックなクラブから脱却すべし

こんにちは、ライターのとやです!

ミート率がなかなか上がらない、練習しても上手にならない、クラブを変えたら打てなくなってしまった。

ゴルフにはこんな悩みがつきものです。

そんな時、スイングや練習方法を確認するのも大切ですが、ゴルフクラブの重さをまず確認してみましょう。

あなたは重過ぎるクラブを使っていませんか?

オーバースペックなクラブを選ぶゴルファーが多い

getty

実はアマチュアゴルファーのクラブ選びは、オーバースペックのクラブを選ぶ傾向が非常に高いのです。

ドライバーで言えば重過ぎたり、シャフトが硬過ぎたりはもちろん、ロフトが立ち過ぎているケースも多く見かけます。

やはり人間の見栄があるのか、体力が落ちても「シャフトはSしかダメだ」「ロフトは9.5度じゃないと打てない」と豪語する方もいらっしゃいますね。

オーバースペックのクラブを選ぶとどうなる?

getty

オーバースペックのクラブを選ぶと、ミスショットが非常に多くなります。

例えばアイアンなら重くてヘッドが手前に落ちてしまいダフりを連発したり、手を使ったスイングになってしまいボールが暴れやすくなったりします。

ドライバーではボールに高さが出ない、スイングが安定しないためミート率が全然上がらない、などの症状が出ます。

オーバースペックなクラブをチョイスしてしまうと、明らかにゴルフが下手になるんです。

「振り切れるギリギリの重さ」の見極めは大切

getty

ゴルフクラブを選ぶ時の基準として、「振り切れるギリギリの重さにするのが正解だ」という話を耳にしたことのある方も多いでしょう。

この「振り切れるギリギリ」というのがポイントで、オーバースペックで重過ぎるクラブでも、「振れる」と勘違いしてしまう人がけっこういるんです。

実際スイングそのものはできていますから、振れていないわけではありませんしね。

そのため「振り切れるギリギリの重さ」の基準として、安定して振れる、再現性が高く振れる、この2点にも目を向けてみてください。

安定して振れなきゃコースでは使えませんよ。

アマチュアゴルファーのオーバースペックにならないドライバーは?

getty

クラブ選びには個人差があります。これは紛れもない事実ですが、市販されている一番ハードスペックなドライバーばかり選んでいる方は注意。

シャフト重量は60グラムまで、硬さはS。ロフト角は9.5度。

ここまでが一般的なアマチュアゴルファーに使いこなせるスペックの限界でしょう。

300ヤード付近まで飛ばす男子プロゴルファーでさえ、最近は60グラム台のシャフトが刺さったドライバーの使用者が多く、50グラム台を使用する選手もちらほら。

カスタムシャフトで70グラム台のシャフトや、ロフト8.5度のドライバーヘッドなど、ハードなスペックのものもあります。

しかしオーバースペックなドライバーは、使ってみると明らかにミスヒットが多くて飛距離も出ないんです。

アマチュアゴルファーのオーバースペックにならないアイアンは?

getty

アイアンは「猫も杓子もダイナミックゴールド!」という人も見かけますよね。

ダイナミックゴールドが悪いわけではありませんが、ダイナミックゴールドのラインアップの中で、一番ハードなシャフトを使いこなすのはなかなか難しいのです。

理由はもちろんその重量。

なにせ重いのでバックスイングですでに手を使い過ぎてしまうんです。それにトップの位置や、切り返しのタイミングが合わずにバラバラ。

そしてヘッドが早く落ちてしまってダフりも増えるんです。

ここで例に挙げた「ダイナミックゴールド」では、

・ダイナミックゴールド EXツアーイシュー
・ダイナミックゴールド ツアーイシュー
・ダイナミックゴールド
・ダイナミックゴールド 120
・ダイナミックゴールド 105
・ダイナミックゴールド 95

2019年11月現在、これだけのスチールシャフトのラインアップ。

上にあるものほどハードなスペックになります。

学生時代のスポーツ経験である程度体力に自信のある30代までの男性でも、適正シャフトはダイナミックゴールド、もしくはダイナミックゴールド120。

このあたりまでが、体力に比較的自信のあるアマチュアゴルファーの限界でしょう。

上達への道は自分の適正スペックを知ること

getty

「ボクはずっと野球やってましたから、シャフトはXでロフトは8.5度じゃないとダメですよ」

「若い時は280ヤード飛ばしてたんだ。50歳を越えてもやっぱりドライバーのシャフトは70グラムないとダメだな」

「ツアープロが使っているのと同じスペックのアイアンシャフトじゃないと、シャフトが暴れて使い物にならない」

こんな言葉を実際に耳にしたことがありますが、本当に道具を使いこなせているか、と考えれば難しい部分もあるでしょう。

もし機会があれば、自分が使っているクラブよりスペックを少し落としたクラブを使ってみることをおすすめします。

そこで明らかにミスショットが減る、フィーリングが合う、と感じるようでしたら、あなたは今オーバースペックなクラブを使っているかもしれません。

客観的なデータで判定してくれるフィッティングを受けてみるのも1つの手です。

どちらにせよ、オーバースペックのクラブを使っていた方が、適正スペックのクラブに持ち替えた時はゴルフがもっと上達しやすくなるはずです。

自分の適正スペックのギアをチョイスすることは、上達への一番の近道ですよ。