ゴルフクラブ
Nick Jagger
ウェッジを選ぶ時はバウンスの大きさにも注意して!
プロゴルファーが14本の中で一番こだわるのがウェッジとパターです。
ドライバーやアイアンセットは、契約メーカーのクラブを使いますが、ウェッジとパターに限っては、自分好みのクラブを選ぶというプロがほとんどです。
プロは一体どんな基準でウェッジを選んでいるのでしょうか?
ネック周り、ロフト、そしてバウンスがウェッジ選びのポイント
近年は、ロングアイアンを抜いて、ウェッジを3~4本入れているゴルファーも珍しくありません。
ウェッジの選び方のポイントはいくつかあります。
まず、ネックの形としてはストレートネックとグースネックがあります。
これは好みがはっきり分かれますが、ピッチングウェッジ(PW)はストレート、サンドウェッジ(SW)はグースなどという組み合わせは褒められませんね。
どちらかに統一したほうがいいでしょう。
次にロフト角ですが、PWのロフトが46度だとして、52度(AW)と56度(SW)、あるいは50度、54度、58度といった組み合わせが多くみられます。
次に、今回のテーマであるバウンスの大きさです。
バウンスとはウェッジのソールの部分についている膨らみのことですが、その大小はコースの特徴やスイングタイプによって向き、不向きがあるのです。
ゴルフコースの特徴にもよります
まず、芝が短く刈られ、砂の重たいコースでプレーすることが多いゴルファーは、バウンスの少ないウェッジを使うといいでしょう。
バウンスが多過ぎると、ボールの下にリーディングエッジを入れにくくなり、トップしやすいからです。
芝が長めに刈られ、砂がサラサラのコースでプレーされる人は、バウンスの多いウェッジがいいでしょう。
バウンスが少な過ぎると、リーディングエッジが地面や砂に刺さって、クラブヘッドが抜けないからです。
スイングタイプの特徴で選ぶ場合は?
ターフをほとんど取らずに払って打つタイプのゴルファーは、ボールの下にクラブヘッドを入れるため、バウンスの少ないウェッジを選んだほうがいいでしょう。
反対に、上から鋭角的に打ち込み、ターフを取るゴルファーは、ザックリしないよう、バウンスの多めのウェッジを選んだほうがいいでしょう。
多くのアベレージゴルファーは、バウンスについては無頓着の人が多いかと思います。
ショートゲームが苦手という人は、もしかしたらウェッジが合っていないかもしれません。
ウェッジを購入する際には、ぜひバウンスにも注意を払ってみましょう。