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初心者

Nick Jagger

プレッシャーがミスショットを呼ぶ3つの理由とその解決策

プロ、アマ、レベルを問わず、ゴルフほど「プレッシャー」という言葉が使われるスポーツはありません。

例えば、アマチュアゴルファーの場合はこんな具合です。

●みんなが見ているスタートホールで上手くティーショットが打てるかというプレッシャー

●グリーン手前の池を見て、池に打ち込まないように打とうというプレッシャー

●このパットを沈めれば、初めての80台というプレッシャー

などなどがありますよね。

プレッシャーを感じると、スイングがどう変わるかを知っておく

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ゴルフはまさにプレッシャーとの戦いです。

こんなときは、プレッシャーを感じていることをあっさり受け入れて、プレッシャーを感じているときは、いつもとどうスイングが変わるのか、ということを知っておくことが賢明かもしれません。

危険な兆候を事前に察知しておけば、対処法があるのです。

そうすることでミスショットの確率が減り、やがてプレッシャーに対してもウェルカムという心境になってきます。

「プレッシャーを楽しめ」ともよく言われますが、そのためには、プレッシャーの下でもミスしないだけの技術が必要なのです。

というわけで、プレッシャーを感じているゴルファーに見られる3つのスイングの変化を紹介しましょう。

グリップに力が入る

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プレッシャーを感じているゴルファーは、手の感覚がなくなっています。

例えば、スイング時にクラブヘッドの重みなどまったく感じていないでしょう。

それで、よりしっかりグリップを握ろうとして、必要以上にグリップを強く握ってしまいます。

グリップを強く握れば、どうしても腕や肩にも力が入ります。

そうなると、もうナイスショットは望めません。

プレッシャーを感じていると自覚したときは、大きく深呼吸をして、肩の力を抜き、グリップの握りを緩くすることです。

それだけでミスショットの確率は激減します。

打ち急いでしまう

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プレッシャーの正体というのは「ミスするかもしれない」という恐怖心です。

そのため、早くこの恐怖から逃れたいとか、早く結果を見たいという気持ちが無意識のうちに起こり、体の回転が浅くなったり、トップからの切り返しが速くなったりします。

プレッシャーを感じているときこそ、上体をゆっくり深く回すことだけを意識しましょう。

ボールに当てにいく

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ゴルフスイングというのは、どんな場合もクラブヘッドが加速しながらインパクトを迎えなければなりません。

ところが、プレッシャーを感じているゴルファーは、インパクト前に減速してしてしまうことがあります。

上手くボールにヒットできないのではないかという不安感から、当てにいってしまうのです。

そのような悪癖がある人は、とにかくフィニッシュまでクラブを振り切ることだけを意識するのです。

いつものようなスイングができれば、ボールにしっかりヒットできるのです。

自分が信じられないときは、プロゴルファーだってミスをするのです。

さてこの3つは、実はほとんどの場合、同時に起こっているのです。

ということは、プレッシャーを感じているときは、「グリップを緩く握り、しっかり体を回転させて、打ち急がず、フィニッシュまで振り抜く」ことをだけを考えればいいのです。

さらに言うと、プレッシャーを感じていたかどうかは、ミスショットをした直後に気がつくなんてことも珍しくありません。

と考えると、上記のようなプレッシャー対策を普段からルーティーンに取り入れるというのも効果的でしょう。