初心者
PAR RUSH 01
初心者は何から始める?どう教えるか?〜初心者のゴルフへの道〈第1回〉
ゴルフを始めようとする場合、何をどうすればいいでしょうか?
私が、「ゴルフを始めたいのですが、どうすればいいでしょうか?」と、聞かれた時はこう答えます。
「レッスンに通いなさい! お金を出して教えてもらうのは、それなりの意味があること」と…。
しかし、今回は、ほとんどやったことのない初心者を一から教えることになりました。
ほとんどゴルフをやったこともなく、ゴルフスイングで使う筋肉は、まっさらの状態です。責任は重大です!
いろいろ調べましたが、体系だってまとめたレッスンの進め方を解説したものはなく、私も勉強しながら、いろいろと考えて初心者に教えていくことにしました。
これから、初心者がゴルフを学んでいく過程を連載でご紹介していきます。
今回は、第1回~実際の練習を始める前の準備段階~のお話です。
目次
ゴルフ打ちっ放しで教えるのは、なかなか難しい!
一般的に、初心者にゴルフを教える場合、打ちっ放しのゴルフ練習場を利用することになると思います。
しかし、打席に制限がありますし、練習している方のそばで大きな声で教えるのも何となく気がひけます。
また、練習場によっては、レッスンを禁止しているところもあります。
さらに、打ちっ放しの練習場では、隣の打席を取るのも一苦労というところもあるでしょう。
そこで今回は、知り合いに頼んで、プライベートの鳥かご(室内練習場)を利用させていただき、レッスンを始めることにしました。
まず、第一歩はゴルフスイングの動画を繰り返し観てもらい、視覚的に理解をしてもらった!
レッスンを始めるに当たって、まず「ゴルフスイングとはどのようなものなのか?」を視覚的に観てもらうことが必要だと考えました。
インターネットで初心者が学ぶスイングについて調べて、さまざまな動画を観てみました。
その中で、「これは参考になりそうだ!」と思えるものを初心者に教え、それを繰り返し観るように伝えました。
ゴルフスイングは、普段日常生活で使うことのない筋肉を使う場面が多くあり、身体の使い方が上達していく上でポイントになると考えました。
初心者が覚えるスイングを図解した本も多数ありますが、動画で視覚的に頭に入れていくということが役に立つと思っています。
初心者には、「動画を観るだけでいいですので、まだ、振らないでくださいね」と言っておきました。
次に極めて大事な「グリップ」を学んでもらうために用意したのは!
スイングの練習をするまでに時間があるので、それまでに動画でスイングのイメージを持ってもらいました。
次に、まずはグリップをきちんと覚えてもらうために、タバタが販売している正しいグリップを覚える練習器具「パーフェクトグリップ」を渡しました。
握り方を教えて、「家で暇な時にこれを握っていること! しばらく握っていたら、指の形がついていないところを持ってグリップの形を再現できるか確認すること」と伝えました。
しかし、まだ振ることを教えていないので、握ることだけと指示しました。
ここまでのことを、きちんとやってきてもらえれば、いよいよスイング作り開始です。
次回は、スイング作りの場面を解説します!