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初心者

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初心者は何から始める?どう教えるか?~初心者のゴルフへの道〈第2回〉

前回の第1回では、スイングを教える前に、初心者に基本のレッスン動画を繰り返し観てもらうことと、グリップをきちんと覚えてもらうために練習器具を用意して、視覚とともに最も大事なグリップについて覚えてもらうことを準備段階で行ったことをお話しました。

今回は、いよいよスイング作りを始めます!

練習を行うのは、インドアの練習施設でした。

第2回は、「スイングの基本はこれだ!」ということから始めていきます!

スイング作りの前に、まずはしっかりした「アドレス」を学ぶこと!

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まず、7番アイアンを持たせて「グリップをしてみなさい」と言いました。

グリップの形になった「パーフェクトグリップ」を渡してあったので、黙って見ていたらちゃんとグリップの形になっていて、直すところはありませんでした。

次に、「ゴルフはアドレスが基本で、これでショットの半分は決まる!」と伝えながら、アドレスの基本的な部分を一つ一つ教えました。

★上体の前傾
★両足の幅
★下半身の体重のかけ方
★グリップの位置
★身体とボールとの距離

これらのことを一項目ずつ丁寧に解説をしていきました。

いよいよ、スイング作りを開始!

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さて、いよいよスイング作りの開始です。

まずは、動画で観たはずの「膝までの高さ」の小さなスイングを教えました。

この際に、低いティーアップの球を打つことを繰り返し練習させました。

その後、マットの上の球、また何球か打ったらティーアップというように練習させました。

この時に、本人は球に当てる意識がなかったために、素直に球に当たっていましたので、良かったと思います。

これで、第一段階は終了です。

続いて、腰までの高さのスイングを同様に練習しました。

スイングが少し大きくなると、バックスイングでの右腕のたたみと、フォロースイングでの左腕のたたみを教えながらの練習になります。

これも何とかクリアできました。

そして、いよいよフルスイングも教えながら、練習をすることになりました。

ここまで見て感じたことは、やはり事前に動画を観るように教えておいて良かったということです。

空振りがない!…ミスが出ると、膝までのショットに戻る!

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練習を開始して、ここまでを振り返ると、一度も空振りをしていないということに気がつきました。

動画を繰り返し見せて、身体の使い方も事前に学んでいたこともあり、ボールに当てにいくという動作がなかったことが挙げられます。

もちろん、全部がきっちりと球をとらえていた訳ではありませんが、空振りがないというのは私にとって驚きでした。

そして、少しミスが出るとまた、指導したとおり小さなスイングに戻ることを繰り返していました。

100球で初めての練習は終了!

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こうして、マンツーマンによる約1時間半の練習が終了しました。

球数で100球を超えていました。恐らく、今まで使ったことのない筋肉を使っているので、パンパンに張っていることと思います。

まずは、アドレスの重要性、そして小さなスイングからフルスイングまで、いろいろなこと、チェックポイントを教えました。

本人いわく「ビデオを撮っておいてもらえば良かったです。後から、確認の意味で観ることができたのに!残念です」

初めてのほぼ真っ白な人に、ゴルフスイングを教えて、私自身も大変勉強になりました。

これからも引き続きラウンドデビューまで教えることが続きますが、頑張って続けていきます。

今後もこのシリーズをご期待ください!