初心者
LITTLE RED BOOK
【126切り講座】3Wを使っていい時、いけない時、使ってもムダな時
先月の月例会は年齢別だったため、ハンディキャップの多い人と一緒にプレーする機会がありました。
ハンディキャップの多い人は、パー5の2打目でほぼ無条件に3番ウッド(3W)を選ぶ傾向があります。
そして傾斜地でもラフでもお構いなしで3番ウッドを振り回しています。
その結果、空振りやチョロ、2打目OBなど取り返しのつかないミスを繰り返しているのです。
今日は3番ウッドを使っていい時、いけない時、使っても無駄な時について考えてみました。
ライが良ければ積極的に3番ウッドで距離を稼ごう
3番ウッドは地面から打つ中で最もロフトが立っているクラブです。
そのため、ドライバーのヘッドスピードが40メートル/秒(m/s)以下の人にはちょっと難しいクラブなのです。
しかし3番ウッドが打てるようになると、フェアウェイからこれまでより大きく飛距離を稼ぐことができるようになります。
苦手だったパー5でパーが取れるようになるかもしれません。
もし球がフェアウェイにあってライが良い場合は、3番ウッドを積極的に使ってみましょう。
少しでもライが悪い時は思い切って番手を下げよう
球がラフに入ったり、フェアウェイでもライが悪い場合は、3番ウッドを使うのは諦めましょう。
ハンディキャップの多い人はこの辺りの判断に甘さがあるようです。
少しでもライが悪い時は、私は思い切って番手を下げていきます。
例えば球の下3分の1が芝に沈んでいる場合は、躊躇(ちゅうちょ)なく5番ウッドに持ち替えます。
球の下半分が芝に沈んでいる場合は、もう一段下げて7番ウッドに持ち替えます。
自分の力量を過信せず、謙虚にロフトの大きな(数字の大きな番手の)クラブに持ち替えること。
(地味ですが)これがフェアウェイウッドを使いこなすためのコツなのです。
グリーンに届かない時はあえて得意な距離を残す
以上で3番ウッドを使っていい時、使ってはいけない時の見分け方はわかったと思います。
それでは3番ウッドを使ってもムダな時とは、どのような場合なのでしょう。
それは「3番ウッドで頑張って打っても、グリーンには微妙に届かない時」です。
3番ウッドで「前へ前へ」と進むより、次打でスピンの掛かるフルショットが打てる距離を残すほうが打ちやすい場合があるのです。
このコラムを読んだ人は、次回のラウンドでぜひ実践してみてください。
皆さんの明日のゴルフのお役に立てれば幸いです。