Gride

初心者

飛太郎

「飛ぶグリップ」ってあるの?握りを改めて飛距離アップ!

こんにちは、飛太郎です!

今回は、飛ばすためのグリップについてお話しします。

と言っても、魔法のようなグリップは多分ありません。

もしそんな素敵なグリップがあれば僕は飛びつきますけどね(笑)。

僕が長年ドラコンの世界で研究・実践し、多くの選手の創意工夫や師匠の教えから学んだことを、皆さんのお役に立てることができれば幸いです。

では参ります!

まずはグリップの特性を理解しましょう!

フックグリップ、ウィークグリップ、ストロンググリップ。

グリップだけでも何種類か存在します。

はては右手と左手の連結方法も、インターロッキング、オーバーラッピング、ベースボールグリップなどなどさまざま。

本当にいろいろ試して、それぞれの特性をしっかり体現するまで練習を重ねた末に感じたことは、ここでもセオリーや基本というものの重要さでした。

逆に言えば、それを経ずしてグリップ方法をあれこれと変化させるのは、あまり得策ではないということも感じましたね。

ちなみに現在、僕が飛ばしに使っているのは、“左がややフック・右はスクエア”というもの。

連結方法は、強く握りたくないのでオーバーラッピングにしています。

左手の小指・薬指・中指で握り、人差し指と親指は添える感じに。

右手は中指・薬指の第二関節と付け根で引っ掛けるだけ。

あとはただ隙間なく、そっと「閉じる」だけです。

なぜそうしているかは以下の通りです。

グリップは、「ボールにどうコンタクトできるか」が重要

グリップ方法というものは、「ストロングだから球が強くなる」とか「ウィークは良くない」という性質のものではありません。

握り=クラブヘッドです。

つまり、両手の形がすなわちヘッドだと僕はとらえています。

そう考えた時、重要になってくるのは「ボールに対してどのようにコンタクトできるか」です。

左手がフック気味にグリップされた場合、左手首にはインパクトから以降、「回外(※)」の動きに若干の余裕ができます。

※回外……手のひらが上を向くように動くこと。この場合、左手首が時計回りに回ること

結果、ヘッドが返りやすくなるためにドロー回転が掛けやすい、という特性があるだけで、どのグリップが飛ぶかは、ご自身の力点や好みの球質によって違ってきます。

僕が左手をフックに握るのは、若干ではありますがドロー気味に球を出したいから。

また、僕の場合は手首を武器にしていることから、ヘッドスピードを回外の動きでさらに加速させようとしているからです。

右手がスクエアなのは、右手のひらはヘッドのフェースと同じ意味合いを持っていると考えているからで、真っすぐ打ち出してボールを押すため。

そういった理由から、グリップをこのように決めています。

見直すのはグリップが先? スイングが先?

getty

それぞれのグリップ方法にはそれぞれの特性があります。

打ちたい弾道によって、変化させるのも一つの手段だとは思います。

ただ大前提として、やはりスイングという土台が、そこにしっかり存在してこそではないでしょうか?

とはいえ、シックリとくるグリップ方法が見つからないと、気持ちよく振れないのもまた事実。

ですから、まずはオーソドックスなグリップ方法を選択し、ご自身のスイングの特性を客観的に見定めてみましょう。

そこでもし合わなければ、そこからグリップ方法を変えるほうが得策だと僕は思います。

これは余談になりますが、ご参考になれば……。

7年ほど前、僕は1ヶ月も練習すればグリップがボロボロになってしまって、すぐ交換していました(苦笑)。

現在では、よほど特別な理由がない限り、グリップ交換はしていません。

経年劣化以外では、ほとんど摩耗しないからです。

手元に余計な力が入っている内は、つまりグリップの摩耗が激しい内は、まずはスイングから見直したほうがイイですよ!

……というのは経験談からです(笑)。

それではまた! 飛太郎でした!