Gride

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初心者

もーりー

いろんなクラブでボールを100ヤード“運んで”みませんか?

練習場で100ヤードショットを打つ時ってフルショットばかりしていませんか?

そんな方、いろんなクラブで100ヤードを打って、いや“運んで”みてください。

スコアアップにつながるかもしれませんよ。

フルショットは練習しても……

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皆さんは練習場で100ヤードショットを打つ時はどのクラブを使いますか?

ピッチングウェッジ、アプローチウェッジ、女性なら7番~9番アイアンと答える方もいるかも知れませんね。

ちなみに私は53度のウェッジのフルショットでちょうど100ヤードです。

フルショットで……。そう、この“フルショット”というのが曲者なんです。

90ヤード以下のショットを練習する時、例えば50ヤードを打つとなったらウェッジを使ってハーフショットという方も100ヤードになるとどうですか?

ほとんど皆さんがフルショットでしか打たなくなると思います。

フルショットでちょうどいい番手が出てくるのがだいたい100ヤードからなので、心理的に100ヤード以上のショットはフルショットでしか練習しなくなる傾向になりやすいというのが私の見解です。

どうですか、日頃の練習内容を思い出してみてください。

心当たりはありませんか。

ハーフショットで100ヤード!

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ということでフルショット以外の番手を使って100ヤードを打ってみましょう。

一番のお勧めはハーフショットでキャリー100ヤードを打つことです。

アプローチウェッジのフルショットで100ヤードである私の場合は、7番アイアンを使います。

実際に打ってみるとわかりますが、これがなかなか難しいです。

ほとんどの場合、最初はチーピン気味のフックが出ると思います。

ボールの行方が気になりルックアップが早ければよりフックがキツくなりやすいので要注意ですよ。

コツをいくつかご紹介すると、まず手打ちは厳禁です。

手は使わずにボディーターンを使ってクラブを9時の位置から3時の位置にしっかり動かしてあげてください。

フェースローテーションも抑え気味がいいです。

次に球を無理に上げようとしないこと。

ロフトの立ったクラブを使っているので通常のフルショットの半分、もっと低いくらいの高さで十分です。

アプローチを打つつもりでボールの位置をいつもより右寄りにセットしてもいいでしょう。

あと個人的に一番大事だと思うポイントをご紹介します。

それはボールを“運ぶ”意識を持つことです。

ボールを飛ばそうと思うとついつい力が入ってしまいますよね。

逆に軽く打とうして緩んでしまうとダフりやチョロを誘発してしまいます。

そんな時はボールを100ヤード先に運ぶつもりでつもりでいつもどおりスイングしてみてください。

余計な力が抜けてリズムよくスイングしやすくなるのでハーフショット時にはお勧めですよ。

実戦でも使えます

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いかがでしょうか。

私の場合この100ヤードハーフショットでキャリー100ヤード、ラン20ヤードのイメージで練習しています。

100ヤードハーフショットが安定して打てるようになったら、番手を変えて100ヤードキャリーさせる打ち方をいろいろ試してみてください。

9番アイアンのスリークォーターショットで打ってみたり、かなり右寄りにボールを置いて5番アイアンで低弾道で打ってみたりという感じでいいと思います。

あと100ヤードにこだわる必要はありませんので、女性の方は80ヤード、パワーヒッターの方は120ヤードを基準にしてみてもいいかと思います。

またこの100ヤードハーフショットは実際のラウンドでも使えるんです。

例えばティーショットで林に打ち込んでしまった後の2打目や、ターゲットライン上に木の枝がせり出していて普通のショットか打てない、なんて場面けっこうありますよね。

そんな時、ハーフショットで低めの弾道をビシッと打てれば同伴プレーヤーからも一目置かれること間違いないなしです!

まとめ

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ゴルフは自然との戦いでもあります。

ティーショットを除けば18ホールでフルショットを打てる場面なんてほとんどないと言ってもいいでしょう。

同じ距離をいろいろなクラブで打ち分ける練習をしていれば、ラウンド中にきっと役に立ちますよ。

善は急げ! さっそく次回の練習でいろんなクラブでボールを100ヤードを打ってみませんか?

いやボールを100ヤード“運んで”みませんか!!