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初心者

LITTLE RED BOOK

アプローチでトップする人の傾向と対策

アプローチでトップすると、スコアも心もガタガタに崩れますよね。

残り30ヤードからトップして、グリーンオーバー。

返しもトップして行ったり来たり。

先日のラウンドでは、同伴者がアプローチでトップを繰り返してスコアを崩していました。

今日は、アプローチでトップを繰り返す人の、傾向と対策についてお話しします。

トップとは?

「トップ」とは、球の上部(Top)を打ってしまうミスです。

球の上半分を打つと、地を這うようなライナーか、地面を転がるゴロになります。

因みに「トップする」は英語ですが、日本でいうところのトップは、英語では“Thin shot”、さらに極端にボールの上部を打ってしまうようなミスを“Top”というようです。

逆に「ダフリ」は“Fat shot”です。

海外でゴルフをする予定のある人は、頭の片隅に入れておくと良いでしょう。

アプローチのトップは怖い

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皆さんは、アプローチではロフトの大きなサンドウェッジ(SW)などを使うことが多いと思います。

SWを上手に使えば、球をふわっと上げたり、スピンを掛けたりして、球を止めることができます。

しかし、SWはフェース面が寝ているので、球をフェースの芯に当てることが大変難しいのです。

そのため、SWでトップしてしまうと、まともにクラブの刃の部分に当たってしまい、強いボールが出てしまいます。

そうすると、グリーンオーバーだけでなく、グリーン奥のOBまで行ってしまう危険性も高いのです。

アプローチのトップのミスは、とっても怖い目に遭うのです。

対策1 メーン!で、左右の肩甲骨を予め開いておく

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それでは、アプローチでのトップ防止策について考えてみましょう。

最初に、スイングの支点となる左肩関節からヘッドまでの長さが、伸び縮みしないようにします。

長さを固定するポイントは、手首の角度を変えない事と、左右の肩甲骨を予め開いておく事です。

肩甲骨を開くには、剣道の「メーン!」の構えから、両腕を前方にジワ〜と伸ばしておきましょう。

これでヘッドの軌道が毎回安定して、アプローチショットのミスが確実に減るはずです。

対策2 ロフトの立ったクラブを使う

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ロフトの寝たSWは、球は上がりやすいですが、トップした時は壊滅的な被害に遭います。

どうしてもボールを上げないといけないシチュエーションでなければ、もう少しロフトの立ったクラブでアプローチしてみてはいかがでしょうか?

アプローチに9番アイアンを使うと、大失敗から解放されるので、精神的にとても楽になります。

これまでアプローチはSWと決めていた人は、一度9番アイアンでのアプローチをお試し下さい。

対策3 アプローチ練習奥義! わざとトップしてみる

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これは私の秘策なのですが、特別公開します。

球は低くティーアップして、SWの刃の部分で、わざとトップする練習をしてみて下さい。

SWの刃が赤道線に正確に当てられた場合は、球はほぼ無回転で飛んで行きます。

赤道線より上に当たると、球にオーバードライブが掛かり、すぐにドロップします。

刃が赤道線よりわずかでも下に当たると、多少トップ気味ですが、綺麗にバックスピンが掛かります。

刃の当たる場所のわずかな違いで、球の挙動は大きく変わるのです。

この練習を繰り返すと、赤道線の上下を、正確に打ち分けることができるようになります。

トップする球を意識的に打てるようになると、トップしない球も自在に打てるようになるのです。

ちょっと高度な練習ですが、皆さんがもしアプローチのトップに悩んでいたら、一度お試し下さい。


皆さんの明日のゴルフのお役に立てれば幸いです。