初心者
LITTLE RED BOOK
マネジメントって何だろう
ゴルフはマネジメントが大事・・・。
こんな言葉を聞いたことはありませんか?
でもゴルフのマネジメントって、いったい何をすればいいのでしょう。
今日はスコアメイクに直結する、とても大切なゴルフのマネジメントについてお話しします。
マネジメントの本来の意味
マネジメントは一般に経営管理と訳されますが、本来は「馬の手綱を握る、馬を調教する」という意味があります。
「中々言うことを聞かない馬を何とか調教する」という意味が転じて「中々上手くいかない会社経営を何とかやり遂げる」という意味になりました。
ゴルフはミスの連続です。
中々上手く打てないショットを何とかつないでスコアメイクする。
これがゴルフにおけるマネジメントです。
コースマネジメントのポイント
ドライバーで思いっきり飛ばしたい、グリーンを直接狙いたい。ゴルフでは様々な欲が湧いてきます
でもちょっと待ってください。
そのショット、10回打って何回成功させる自信がありますか?
コースマネジメントのポイントは以下の通りです。
ティーショットでは、コースレイアウトを見て、落としどころのリスクを検討します。
グリーンを狙うショットでは、コースコンディション(ライの状況)とグリーン周りのリスクを検討します。
アプローチでは、やはりライの状況と、達成したいレベル(寄せたい距離)を比較検討します。
パットでは、傾斜と芝目、一発で入る確率、次のパットで残すべき距離、上りのラインを残せるかどうかを検討します。
セルフマネジメントも忘れずに
例えばティーショットをチョロした場合、皆さんはどうしますか?
初心者は「次の一打で挽回しよう」と考えます。
そしてティーグラウンドの前の深いラフから3番ウッドで最大飛距離を狙います。
上級者は「一回ゴメンナサイして、次の一打で勝負しよう」と考えます。
ティーショットでチョロしたら、まずはラフからの脱出を考えます。
フェアウェイに戻してから次の一打で勝負するのが上級者です。
林に打ち込んだら、一番広いところからフェアウェイに戻します。
たとえ後戻りになっても、躊躇せずに打てるのが上級者の証しです。
敢えて一歩引くことでトータルのストロークを節約できるのが上級者で、目の前の一打に固執して結果的に無駄なストロークを増やしてしまうのが初心者と言えるかもしれません。
皆さんも自分の心を上手にマネジメントしてみてください。
無駄なストロークがみるみる減ってくるはずです。
皆さんの明日のゴルフのお役に立てれば幸いです。