初心者
レッスンプロ・クラフトマン 河野
100を切るのに何が必要なのか?(その1)
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
今回は、100を切るのに何が必要なのか、2回に分けて書かせていただきます。
どうしても100が切れない
どうしても100が切れない方にご提案。
100を切るのに必要な技術は、男性の場合5番ウッド(5W)で150ヤード、9番アイアンで100ヤードが打てる技術があれば良いと思います。
フルショットではありません、8割の力で最後まで振り抜くスイングです。グリーン周りでは9番で転がして寄せます。
100を切るくらいのショット力とはその程度で良いのです。
しかし、多くの方がドライバーを持ってフルスイングしてOBを打ってしまいます。
または、当たりそこねて、チョロやスライスを出しています。
14本を練習する必要はありません
ご自分の持っているクラブすべてを使いこなす必要はありません。
しかし「ティーショットでドライバーを使わない、それではゴルフではない」と思ってしまいます。
この文章のタイトルは「100を切るのに何が必要なのか」です。100を切るためには上に記した通りで、それほど難しい問題ではありません。
問題を難しくしているのは、ゴルフはこうあるべきだという考え方です。
ティーショットは、ドライバーで240ヤード真っすぐ打ち、セカンドショットは、150ヤードを7番で打ち、グリーンを外してしまったら、サンドウェッジ(SW)でスピンを掛けてピンそばに寄せる。それを1パットで入れてパー。
文章で書けばこれだけですが、これを実行できません。どのショットも、ひとつひとつがすべて難問です。
最後の1パットで入れてパー。これだって普通の方には難問です。
1メートルのパットを連続で10回入れられるようにするためには、工夫と練習を相当な期間続けなければできません。
間違った理論と練習をしていたら、1メートルもはずします。
100切り宣言
このような調子でドライバーがそこそこというレベルになるためには、これも相当な期間と工夫が必要です。
アイアンだって同じです、芝の上から打つのは練習場のマットと比べると難易度は相当高いです。
私が、提案するのは、100を切るまでウッドは5番か7番だけを使い、練習もウッドはその1本だけです。
それも決してフルショットはしません。8割で打って必ずフィニッシュまで振り切ります。
アイアンは9番アイアンだけを練習します。これも、8割で振ってフィニッシュまで振り切ります。グリーン周りを想定して、転がしで寄せる練習をします。
目標を明確に「100を切る」にしぼります。
仲間にティーショットでドライバーを使えと言われても「100を切るまで使わない」と宣言します(宣言まではする必要はありませんが、そのくらいの覚悟をしましょう)。
14本をまんべんなく練習しても簡単には上手くなれませんが、ウッドは5Wか7Wを、アイアンは9番だけを集中練習して、上手く打てるように工夫します。
この2本が自信の持てるクラブになれば、ゴルフがとても楽になります。得意クラブを持つことがゴルフ技術の向上になります。
1度100を切れれば、次は簡単に切れると思います。
私の書いた本に「100の壁にさよならをする」という本があります。ぜひ読んでみてください。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。