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初心者

ふぃりっぷ

2メートルのパットが入るようになる!ラインの読み方のコツ

・3パットや4パットをなくしたい!
・1メートルのパットを外したくない!

このような悩みはありませんか?

私も以前はパットが大の苦手でした。

10メートルを超えるロングパットは3パットが当たり前。

50センチのパットは引っかけたり、押し出したり。

2メートルものオーバーは、強気というよりノーカンなだけ。

実にひどいものでした。

最近のパット数は1ラウンドあたり33~34くらいですので、昔に比べてずい分マシになりました。

パットの上達につながった最大の要因は明確です。

それは“ラインの読み方を確立させた”ことです。

ラインの読み方を確立させたことで、いくつものメリットがありました。

たとえば、

・ロングパットが寄りやすくなった
・大きく膨らむフックラインやスライスラインが怖くなくなった(楽しめるようになった♪)
・パット数が明らかに減った

などです。

ラインの読み方は人それぞれだと思いますが、まだ自分なりの読み方が確立していない方は、この記事を参考にしてみてください。

カップの入口は真ん中ではない

パッティングの前、カップを挟んでボールの反対側からラインを見ますか?

見ない方は、今後は必ず見るようにしてくださいね。

どちら側にどれくらい切れるラインなのか、より明確になりますから。

で、まずしなければいけないのは、カップの入口を読むことです。

カップのどこからインさせるか、ということを頭の中でイメージしてください。

「カップのどこからって、真ん中じゃないの?!」

と思う方もいらっしゃるかもしれません。

そうなんです。

カップの入口は、傾斜によって異なるんです。

カップの真ん中が入口となるのはストレートラインの場合のみ。

フックラインやスライスラインの時、カップの入口は傾斜の高いほうになります。

たとえば大きなフックラインの場合、右打ちの方ならカップ右側がカップの入口となります。

動画は極端な例ですが、カップの反対側(奥側)から見事にカップインさせています。

カップ右側~奥側からのカップインの可能性が高いと読み、その通りに転がした結果です。

もしカップ手前の中心を狙って転がしていたらどうでしょう?

たぶん、カップの手前に垂れて1~2メートルもの上りのパットが残ることになります。

傾斜が緩やかな場合も、カップ中心を狙うと手前に垂れる確率が高いです。

いわゆる“アマライン”ですね。

傾斜の高いほうに距離ぴったり転がせると、重力で「コトン」と転がり落ちる可能性だってあります。

逆に少く強く転がっても、カップのフチにひっかかって入ることもあります。

このように、まずはカップを挟んでボールの反対側からラインを読み、カップの入口を決めることが重要です。

そうすることが、より的確なライン読みにもつながります。

ラインを分割して読む

カップの入口を決めたら、次はラインを2つか3つに分割します。

そして分割した地点ごとに、ボールを通したい通過ポイントを決めます。

この時、カップに近い地点から狙いを決めていくとイメージしやすいです。

たとえば私はロングパットの場合、カップの入口→通過点2→通過点1(写真参照)の順番に決めます。

カップまでの距離が短い時は、ラインを2つに分割し、カップの入口と1つの通過点だけを決めれば良いと思います。

このように、カップまでのライン上に通過させたい点をいくつか決めるだけで、パッティングのイメージがしやすくなります。

狙いもハッキリしますので、これまで以上に自信を持ってパッティングできると思います。

傾斜の影響を受けるのはボールの勢いが弱まってから

また、ボールが傾斜の影響を受けるのは「ボールの勢いが弱まってから」ということも覚えておかなければいけません。

打ち出した直後はボールに勢いがありますから、そこまで傾斜の影響は受けません。

しかしボールに勢いがなくなってくると、傾斜の影響が強まり、曲がり幅が大きくなります。

下りのラインだと、より顕著です。

大まかな傾斜は遠目から確認

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グリーンに上がる前から、全体を眺めておくのもオススメです。

50ヤードくらいグリーンの手前まで来たら、左右の高低くらいは認識できます。

また、たとえば高低差がないショートホール(パー3)。

ティーグラウンドからグリーン全体が見えれば、全体的に奥から受けているという証です。

遠目からでも傾斜を確認することはできるので、グリーンに上がる前から要チェックです。

まとめ

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これまで何となくラインを読んでいた方は、次のラウンドでぜひ試してみてください。

的確なライン読みとタッチの強さが、スコアアップには欠かせません。

「パットの距離感が合わない!」という方は、「打つ」イメージから「転がす」イメージでパッティングしてみてください。

手で転がすのと同じ要領です。

「打つ」イメージだと、どうしても手に力が入りヘッドが急加速しやすいです。

逆に「転がす」イメージだと、ストロークの幅は距離に合わせて自然に変わります。

距離感はもともと誰しも備わっている能力ですから(丸めたハナカミをゴミ箱に放り投げれば、距離が合いますよね?)、無意識に任せれば良いのです。

もしご興味あれば「無意識のパッティング」という書籍もオススメです。

書評も書いていますので、下記リンクから一度読んでみてください。