初心者
レッスンプロ・クラフトマン 河野
100を切るのに何が必要なのか?(その2)
「100を切る」という目標を明確にします。
100の壁とよく言いますが、壁を破るまでは大変ですが、一度でも破るなり、越えた経験を持つと次からは楽に越えることができるようになります。
そのためには、得意クラブを作ることがとても助けになりますし、ゴルフ上達には必要です。
それには、信頼のおける、扱い慣れたフェアウェイウッドと9番アイアンが必要です。
フェアウェイウッドは、ご自分が一番打ちやすいものを選びます。
「飛ぶクラブなので使いたい」という選択肢ではなく「打ちやすい、ミスの少ないクラブ」を選択します(ここでは仮に5番ウッド(5W)を選択したとしています)。
アイアンは、9番で良いと思います。
目標設定
練習方法は、いろいろなクラブで100球打つのではありません。フルショットもしません。7~8割の力でスイングします。
フルショットではありませんが、最後まで振り切るクセをつけます。
最後まで振り切るクセをつければ、スイング技術が格段に上がります。
右打ちの場合、右腕が左耳の下辺りに巻き付くようにフォロースルーを取ります(インサイドアウトに振ることになります)。
インサイドアウトに振れれば、つかまった強いボールが打てます。
5Wで40球打ちます。
9番アイアンで40球打ちます。
9番アイアンで、グリーン周りを想定して20球アプローチの練習をします。
打つ球数はご自分の好きなだけでいいのですが、球数の割合は上記のようにします。
ボールの位置も、いろいろ試してください。
両足の真ん中に置いたり、左足に寄せたり、右足に寄せたりして自分が一番打ちやすい場所を見つけてください。
100を切る練習
●100を切るまでは、練習場では上記以外の練習をしない。
●コースでは、ウッドは5Wだけを使います。
●アイアンは9番以下を使います。
●サンドウェッジは、バンカー以外使用禁止です。
●パターの練習は、カーペットの上でする場合は目標の手前に寸止めする練習をします。
●パターは右手で打ち、距離感も右手で出します。
●100切りで必要なパターの技術は、ファーストパットを寄せる技術です。コースでは、距離感だけを考えて集中します。カップを中心に30センチの円の中に入れる距離感です。
入れようと思わなくても、距離感が上手く合えば入ることもあります。距離感をつかむための練習が寸止めの練習です。
扱い慣れた5Wは、90を切る時にも役に立つはずです。
私の書いた本に「100の壁にさよならをする」という本があります。
100を切ったことのない方はぜひ読んでみてください。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。