Gride

gettyimages/952622860
getty

ゴルフスイング

しだしんご

崖の下から脱出できない理由はクラブ選択とスタンスの向きにあった?

こんにちは♪

ティーショットを曲げてしまい、OBではなかったものの、ボールは崖の下に。

ここからフェアウェイセンターにレイアップする予定が、全然飛ばずに再び急斜面に戻ってきてしまいました。

これには、打ち方の問題よりも、クラブ選択やスタンスの向きが影響している可能性があります。

急斜面の崖からのショットは超左足上がり!

getty

崖の下に落ちてボールが急斜面に止まってしまうと、その状況は極端な左足上がりになります。

左足上がりなのですくい打ちができるので、打つにはそれほど難易度は高くないのですが、問題は「ロフト角」です。

左足上がりの状況ですと、その度合いが強くなればなるほど、クラブのロフトはだんだん空を向いていきます。

例えば30ヤード飛ばしてフェアウェイセンターにレイアップしようと考えた場合に、30ヤードだからと安易にサンドウェッジを選択してしまうと、60度近くあるサンドウェッジのロフトは、急激な左足上がりで70度とか80度という、ほぼ真上を向いたようなロフトになります。

これではいくらナイスショットをしてもボールは上にしか上がらず、30ヤードどころか10数ヤード飛んで、再度崖の下に転がり落ちてくる結果となります。

20度の傾斜の場合、ロフト角が30度台の8番や7番アイアンでも、50度くらいのロフトに変化しますので、しっかり急傾斜の崖を越えていくためにも、ロフトの立ったクラブを選択することをオススメします。

崖の下からのショットは崖に戻る方向に曲がる?

getty

ティーインググラウンドから見て、左の崖はつま先上がり、そして右の崖はつま先下がりになります。つまり、左の崖の斜面から打つと左に曲がりやすく、右の崖からは右に曲がりやすくなります。

したがって、スタンスの方向を間違ってしまうと、再び崖の方向に曲がってしまい、脱出ができないということになります。

急斜面からの球筋の特徴をつかんでおくことが大切です

getty

崖の下からのショットは左足上がりということもあり、木さえかからなければ、比較的楽なショットに感じてしまいます。

しかしそこに落とし穴があり、急斜面ではどのような球が出やすいかをしっかり把握しておかないと、何度も何度も崖から打たなければならいない事態に陥ります。

あまり欲張らずに、大きな番手で真横に出すくらいの気持ちが正解かもしれませんね。