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マルマンが社名変更へ向けてフラッグシップモデル「マジェスティ」を発表!

マルマンの旗艦ブランド「マジェスティ」の新製品発表会が大阪市内で行われました。

1998年に「マジェスティ」ブランドが誕生してから今年で20年。10代目となる「マジェスティ プレステジオ テン」には、同社の意気込みが感じられます。

「マジェスティ」ブランド誕生から20年

1998年に「マジェスティ」ブランドが誕生してから、今年で20年。

なんとこれまで累計150万本を売り上げているという、確かな実績があります。

マルマンが自信を持って送り出す「マジェスティ」の10代目となる「マジェスティ プレステジオ テン」の新製品発表会が大阪市内で行われました。

会場は大阪駅前の「グランフロント大阪」。大阪の顔である新商業施設のコンベンションセンターでの発表会に、同社の意気込みが感じられます。

マルマンといえば、ゴルフ界に数々の技術革新を生み出してきたトップメーカーです。

パーシモン全盛の80年代にメタルヘッド「ダンガン」で爆発的ヒットを飛ばし、クラブの全番手のスイートスポットを統一した「SPSS理論」を確立し、「科学のマルマン」と呼ばれました。

同社が追究してきた「飛びと美」のクラブ作りの精神を具現化したのが、フラッグシップモデルの「マジェスティ」なのです。

より遠くへ、より速く、より高く

10代目となる今回の新商品も「圧倒的飛距離性能」を求め、ドライバーは「より遠くへ」、シャフトは「より速く」、そしてアイアンは「より高く」を開発のテーマに設定。

前モデルからあらゆる部分で技術向上を図ってきたといいます。

まずはドライバー。1.8ミリ以下の薄肉エリアを前モデルに比べて約60%増加させたことで、飛ばしに最も影響を与えるフェイスの「たわみ」、スイートエリアの大幅拡大を実現させました。

さらにシャフトも大きく進化。長尺に欠かせない軽さは、前モデルの39グラムから38グラムへ。

「わずか1グラム」と言うなかれ。1グラムの軽量化には、カーボン素材のつなぎ役となる樹脂素材(レジン)の減量化といった最新技術が詰め込まれています。

アイアンは、比重の重い高純度タングステンを鋳造時に一緒のヘッド下部に埋め込むインナーキャスティング製法で、さらなる低重心化を達成。

フェイス部の薄肉技術で「はじき」感も引き出し、「ナイスショットで飛ばす。ミスしても飛ばす」を合い言葉に、アマチュアゴルファーの要望に確実に応えるクラブとなっています。

会場に並んだ歴代モデルを見れば、その進化は一目瞭然です。

マルマンの匠職人も登場

記者会見には同社の匠(たくみ)として知られる杉山健三・最高顧問も登場。

会場には杉山氏自らが出演し、「マジェスティ」の研磨技術の美しさを強調したプロモーションビデオも流れました。

杉山氏は「今や手にマメができる研磨の時代は終わり。少しでも力を入れたら板圧が薄くなり過ぎるほど、紙一枚レベルの研磨がマジェスティを支えている。チタン素材が珍しかった時代から培ってきた経験が、今につながっている」と自信を見せます。

その一例が、独自の「黒光り鏡面研磨」。

文字通り、鏡から黒い光が放たれるかのごとく、その美しさは工芸品、いや美術品のレベルです。

「マジェスティ プレステジオ」の研磨工程は通常品の倍に及ぶといい、黒く、そして赤みがかった光を放ち、鏡のように輝くヘッドは傷一つさえ見過ごされることはありません。

「チタンを徹底的に磨き上げることでピンホールと呼ばれる傷が浮き出てきます。少しでもピンホールが出たら、それは商品にはなりません」(阿久津桂・商品企画部長)。

妥協のない「匠の目」と徹底した商品管理が、「マジェスティ」ブランドを支えているのです。

会社の転換点に向けた新製品

発売日は、メンズモデルのドライバー、フェアウェイウッドとアイアンが10月12日、レディースモデル、メンズ・ユーティリティーなどが11月21日。

価格はいずれもドライバーが23万円、フェアウェイウッドが15万8000円、アイアン5本セット(7番~PW)が34万円など(税別)。

今年10月には社名を「マジェスティ ゴルフ」に変更するというマルマンにとって、「マジェスティ」はまさに会社の転換点に向けた新製品なのです。