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ゴルフスイング

レッスンプロ・クラフトマン 河野

ゴルフ上達に必要なのは、情熱を持ち続けること(その2)

こんにちは。

レッスンプロ・クラフトマンの河野です。

ゴルフを上手くなるためには、正しい理論と努力が必要です。

そのためには、上手くなりたいという「情熱を継続」させなくてはなりません。

今回は、情熱を持ち続ける考え方や練習方法を述べさせていただきます。

遠くにある夢と目の前にある問題。

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例えば、スライスを打って100を切れない方が、ストレートボールを打ち72打でラウンドしたいと思っても。

これは無理な話で、“夢”でしかありません。

ゴルフには、習得しなくてはならない技術がたくさんあります。

クラブの事も体の動きも、何も理解しないでフルスイングしても真っすぐに飛ぶ訳がありません。

もし飛んだとしても継続性はありません。

しかし、生真面目な方は、スライスを克服しないと先に進めないかのように考えてしまいます。

スライスを克服するのは難問なのです。

試験でもそうですが、難問に先に取り組んでしまうと時間切れになってしまう恐れがあります(この場合の時間切れは、情熱の消滅です)。

そんな方が、少しの期間集中してグリーン周りから9番アイアンかピッチングウェッジを使い“寄せワン”をできるようにそればかりを練習すれば、スコアは見る見る良くなります。

良いスコアを出すために必要なこと。

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それに、ゴルフの基本スイングは、30ヤードのアプローチを目標に打つ(運ぶ)スイングの中にあります。

30ヤード先のターゲットに向かい、正確に打つ(運ぶ)練習をしているだけで、基本を身に付ける練習になるのです。

ゴルフの本質は良いスコアを出す事です。そのためには正確なコントロールが必要なのです。

30ヤードの練習で作り上げたスイングの考え方を元に、スイング幅を徐々に大きくしていけば、正確で遠くへ飛ばすスイングに近づきます。

フルショットの練習は、本来は一番最後に取り組む物なのです。

クラブの動きと体の動きの関連を理解しないとストレートボールは打てません。

本来は、カップ周りから始めるとゴルフというゲームを理解しやすいのですが、日本ではそのような考え方をする人や場所が余りありません。

先のグリーン周りのように、集中練習をして得た、ひとつ突き抜けた技術があれば自信が付きます。

ひとつ突き抜けた技術があれば、さらにもうひとつ、そのような技術を持てれば、お仲間の中では負ける事は少なくなります。

優越感も「情熱の継続」になります。

情熱の継続が重要。

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ひとつ、難問を乗り越えた成功体験を持つと、次の目標もそれほど苦にならなくなります。

そのためにも「情熱の継続」が必要です。

ただ、ラウンドを面白おかしく重ねている仲間より、技術も知識も知らぬ間にレベルアップしています。

何事も初めは上手くいきません。繰り返し練習をして考えることによりヒントや閃(ひらめ)きが生まれます。

何も努力(考察や練習)をしていないところに閃きは起きません。

比較的取り組みやすい技術にチャレンジして研究を重ね克服する事が、無理のないスイング変革につながります。

小さな成功体験が、次の壁に挑戦する力になります。

レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。


私の、書いた本の中で「スライスにさよならをする」という本があります。

スライスを卒業するために、必要な最低限の技術をできるだけ短編にまとめ、できるだけわかりやすく解説しています。

スライスに悩んでいる方、ぜひ読んでみてください。