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ライフスタイル

Nick Jagger

スコアにも健康にも効く!ゴルフと食事について考えよう その1

午前のハーフを終え、午後のハーフのスタートまでの休憩時間に昼食を摂られる人は多いと思いますが、朝食は、早朝出発のため時間がなく、抜いてしまう人も少なくないようです。

しかし、朝、昼とも、これから運動するときに、しっかり食事をすることは、とても大切なことなのです。

糖質の欠乏がスコアに表れる

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空腹状態での運動には、主に2つの問題点があります。

まずひとつは、低血糖になりやすい点です。

脳組織は、糖質がないと十分に働けない組織だと考えられています。

要するに、食事によって糖質を補わなければ、脳組織へのエネルギー源が枯渇し、十分に思考することができないわけです。

さらに気分が悪くなり、ときには意識障害が起きる可能性もあります。

思考するスポーツであるゴルフでは、特に糖質の欠乏がスコアに如実に表れてきてしまうかもしれません。

食事をしないと、不整脈を誘発することも

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さらに食事によってエネルギー源が補給されないと、体は防衛機能を使い、体内の脂肪組織に蓄積されている中性脂肪を分解して、エネルギー源を確保しようとします。

すると、血液中に遊離脂肪酸が異常に増加してきます。

この遊離脂肪酸が多くなると、不整脈を誘発しやすくなると、専門家の間で考えられているそうです。

ともすると、重症な不整脈が出現することも考えられ、それが突然死を招くこともあり得るそうです。

実際のプレー中の心電図を計測してみると、不整脈が出現していることは少なくないそうです。

飲食しないと、心拍数も上昇する

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某大学では、ゴルフとよく似た運動であるウォーキングで、食事がどう影響するかを研究しています。

約35キロの長距離を7時間前後をかけてウォーキングしたときの平均心拍数は、1分間に90~130拍で、運動強度はほぼ50~60パーセントと判定されました。

ところが、ウォーキング中に飲食をまったくしなかった人では、心拍数が130拍を超えるほどの高い数値を記録したそうです。

これは飲食をしなかったことで、汗になって体内から出てしまった水分を補給できずに脱水症状になることに加え、食事でエネルギー源を補えずに低血糖状態になり、結果的に心拍数を増加させたのだと考えられるそうです。

時間がなくても、朝コンビニでおにぎりと水分くらいは補給しておいたほうが、スコアにも体にもいいということですね。