Gride

gettyimages/838215282
getty

ゴルフスイング

オリオット

アプローチで“ザックリ”や“だるま落とし”を防ぐ“仮想ボール”!

グリーン周りからのアプローチショットで起こりやすいミスに、“ザックリ”や“だるま落とし”があります。

手打ちになってしまうことが主な原因と考えられますが、その対策について考えてみましょう。

ボール左横の仮想ボールを払い打つ

“ザックリ”は、クラブのリーディングエッジがボールの手前で地面に突き刺ささる現象です。

一方、“だるま落とし”は、深いラフでボールが浮いているような場合、クラブがボールの下を潜り抜けてしまう現象です。

いずれの場合も、クラブのリーディングエッジがボールの手前で鋭角に入り過ぎてしまうことで起きてしまいます。

これは、クラブフェースをボールに当てようするあまり、手打ちになってしまうことが主な原因と考えられます。

そこで、現実のボールの先にもう1つの仮想ボールを置き、この仮想ボールを払い打つようにスイングします。

この時、仮想ボールの手前をスイングの最下点にし、この最下点を境にフェースターン(リストターン)で払い打つようにします。

普通のスイングのように振り幅だけを変え、体全体で払い打つ

ポイントは、体全体を使って普通のスイングのように振り幅だけを変えて払い打つことです。

スイングの最下点でフェースをターンさせることで、ボールがフェースの芯でつかまりやすくなり、ヘッドが加速し、フォローが伸びて、ボールの転がりが良くなり、距離感も出やすくなります。

仮想ボールに注目しているので、現実のボールに目を奪われることなく、手打ちの防止にもつながります。

フェアウェイウッドが得意であれば、フェアウェイウッドを持ったつもりで、仮想ボールを払い打つようなイメージでもよいかと思います。

この打ち方は普通のアイアイショットやクロスバンカーショットにも使えますので、ぜひ、参考にしてみてください。

不幸にもボールがディボット跡にはまり込んでいたら

グリーン周りはコース整備があまり行き届いていないことが多く、ディボット跡などにボールがはまり込んでしまっている場合があります。

その場合は、とにかく、ディボット跡からの脱出を最優先に考え、ウェッジのバウンスを効かせて、バンカーショットのように打ち込むのが良いでしょう。

オープンスタンスに構えて、アーリーコックでテイクバックし、ソールを思いっ切り地面に叩きこむようなイメージになります。

参考にしてみてください。