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ゴルフスイング

PAR RUSH 01

この状況でのアプローチを考える〈3〉〜コース実戦での挑戦〈6〉

このシリーズを始めて、アプローチを真剣に考えて対応するようになり、寄る確率が上がりました。

もちろん寄せワンのためには、パットが入らなければ何にもなりませんが!

今回も、実戦で出くわした微妙な状況でのアプローチを紹介します。

寄せワンを取りたいアプローチ・ケース1〜極端なスライスラインをどう読むか!

このグリーンは、写真でははっきりわかりませんが、極端な右傾斜でボールは少しグリーンに届かず手前に止まりました。

ライは左足上がりで花道のため、アプローチとしてはそれほど難しくない状況です。

しかし、問題はグリーン上の転がり。ピンがやや奥で、ボールは右へどんどん切れていきます。

寄せワンを取りたいアプローチ・ケース1〜この角度だと傾斜が少しわかる!

この角度の写真だと、少しは傾斜が理解できるかもしれません。

グリーンの奥にカートが見えますが、ボールの打ち出しの方向はカート狙いで、スライスラインで、転がって行くと読みました。

少し下りですが、ピッチ&ランで狙いました。

ボールの落とし場所は、グリーンエッジのすぐ先のグリーン上に設定しました。

52度と58度のウェッジのどちらを使うかを考えて、58度を選択。52度で少し強く入ったらランが出てしまうと考えたからです。

狙い通りに落ちたボールは、読み通りにゆっくりとスライスして転がり、カップの淵で止まりました。

バーディーにはなりませんでしたが、楽々パー。寄せワンを取りました!

寄せワンを取りたいアプローチ・ケース2〜少し足が必要だが?

ショットが上のグリーンエッジに当たり、左に跳ねてここまで転がってしまいました。

グリーン面はかなり上っていて、ピンはこちらからはかなり奥目なので、しっかり足が出ないと(転がさないと)ショートする状況です。

しかし、ある程度高さも出す必要があり、シビアな状況でした。

ここでは、高さも考えて、58度のウェッジを選択しました。

できれば、グリーン面にボールが落ちてほしかったのですが、グリーンエッジに落ちて減速してしまい、上りを転がらずに、距離を残してしまいました。

オーバーして下りのパットを警戒し過ぎた結果だと思います。結果は、2パットのボギーでした。

この状況では、もう少し勇気を持って突っ込んで行くアプローチが必要でした!