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少人数ゴルフ部の魅力とは?中京高校ゴルフ部監督インタビュー

こんにちは、ライターのとやです!

今回は岐阜県瑞浪市の中京高校へ取材に行ってきました。

中京高校と言えば地元ではスポーツが盛んな学校で、松田宣浩選手(ソフトバンクホークス)や今井順之助選手(日本ハムファイターズ)を輩出しています。

他のスポーツも盛んなのですが、ゴルフ部はどのような感じなんでしょうか?

ゴルフ部顧問の朝倉先生にお話しを伺ってきました!

ゴルフ部は再来年になくなる予定?

※日本ハムファイターズ、今井順之助選手のユニフォームが飾られていた

──電話で話を聞いたのですがもう再来年にはゴルフ部がなくなると?

そうなんです。今部員が女子部員2名で、3年生1人と2年生1人です。なので2年生が卒業のタイミングでゴルフ部がなくなってしまう予定なんです。

過去には寮生もいれて40~50人部員がいたときもあったんですが、部員が少しずつ減ってしまった感じです。

岐阜県はゴルフ場へのアクセスもよくて、ゴルフをする環境としては悪くないと思うんですがこればっかりは仕方ありません。

学生ゴルファーが分散している

getty

──学生のゴルフ人口が減っているということでしょうか?

それもありますが、すべてではないと考えています。

ゴルフは個人競技ですから、1人で試合出場が可能です。なので必ずしも部活に入らなければ試合ができないわけではありません。

ゴルフ部へ入部すれば、部の方針もありますし、みんなで練習やラウンドの足並みをそろえなきゃいけません。

逆にそれを嫌って、自分のやり方や練習方法で進められるように部には入らず、個人的に試合に出場している選手も少なくありません。

ゴルフの試合では団体競技もありますから、強い選手はゴルフの強豪校としては喉から手が出るほど欲しい人材ではありますが。

スポーツに力を入れている学校の強みがある

──中京高校ではゴルフ部員は受け入れないんでしょうか?

部としてまとまって練習したり、ラウンドしたりするようなことは今でもやれていないのが現状です。

ただゴルフを中京高校でやりたい、という学生さんが入ってくるならばそれは歓迎いたします。

ゴルフの試合はやはり平日が増えます。こんなときに学校を欠席して試合に出場しなければならないこともあります。

他の運動部では学校を欠席として扱わず試合出場できるケースもあるので、ゴルフにもこのような形で対応することはできます。

他の運動部で同様の実績がありますから、動きはとりやすいはずです。ここがスポーツに力を入れている学校の強みでしょうか。

編集後記

どちらかと言えば、部員それぞれが個人的に練習を進めている中京高校ゴルフ部。

強豪校に比べて練習環境が整っているかと言えばそうではありません。

けれども少ない人数、個人での動きの取りやすさは、少人数ならでは。

大きな部活とは違ってフットワークが軽く、動くことができそうな印象を受けました。

ゴルフ部として厳しい指導、豊富な練習量をこなすというわけにはいきませんが、個々で試合出場を目指したいジュニアゴルファーには選択肢の1つとしてあるのではないでしょうか。

あらゆる高校の部活でも、スポーツを楽しむというスタンスの部活は多いでしょう。決して強豪だけが高校ゴルフではありませんからね。

周りに気を遣わずにゴルフにまい進したい、また、自分のペースでライトに楽しみたい、そんな学生ゴルファーには悪くない場所なのではないでしょうか。

2名の中京高校ゴルフ部員にもインタビューをしています。記事はこちら↓