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ゴルフコース・練習場

宮下芳雄@プロゴルファー

大洗ゴルフ倶楽部はやはり、難しかった!

こんにちはゴルフコーチの宮下芳雄です。

今回は大洗ゴルフ倶楽部 初ラウンド後編をお届けします。

ではご覧ください。

パー3なのに245ヤードって?!

大洗ゴルフ倶楽部名物ホールの一つである16番ショートホール(パー3)です。

このホールは海に向かってティーショットをします。

ほぼ毎日アゲインストの風が吹いているとのこと。

もともと距離も長いので、とってもタフなショートホールです。

全員3Wだ!

当日は普段よりアゲインストの風が弱かったこともあり、みんな3W(3番ウッド)をチョイス!

全員、上手くグリーンへ乗せることができました。

さすがクラブ対抗代表選手、難しい16番ホールを攻略していました。

18番ホールにはドラマがありました!

じつは20年前の1998年、ここ大洗ゴルフ倶楽部で日本オープンが開催されました。

そして、この18番ホールでドラマがあったのです。

その時の主役が田中秀道プロ!

その後アメリカのPGAツアーにも挑戦し、現在、トーナメントの解説等で活躍しているのでご存知の方も多いはずです。

スーパーショットはここから放たれた!

最終日の18番ホール、田中秀道プロはティーショットを右の林に入れてしまい大ピンチ!

そして林の中からグリーンを狙いました。

しかし、そのセカンドショットを松の枝に当ててしまい、再び同じ場所からのサードショットです。

試合の流れからすると、ここでミスを繰り返してしまいそうな場面です。

しかし、田中秀道プロは奇跡のスーパーショットを決めて、サードショットをグリーンへ乗せたのです!

しかし、さらにピンチが続きます。35ヤードのロングパットが残りました。

ヒリヒリするような緊張状態の中での35ヤードのパッティングは、心臓が潰れそうになる思いだったことと思います。

そんなプレッシャーに負けることなく2パットでホールアウトをし、見事に優勝を決めたのです。

その様子を私もテレビの生中継で見ていました。

田中秀道プロの緊張感が画面から伝わってきて鳥肌が立ったのを覚えています。

まさかこの隙間を!

実際にその現場で上空を見上げてみましたが、ここからグリーンへ乗せることができるイメージはまったく湧きません。

まさに奇跡のショットだったことが分かります!

名門ゴルフ場のランチはとってもリーズナブル!

午前中のラウンド終了、ランチの時間です。

大洗ゴルフ倶楽部は名物メニューがいっぱいあります。

壺に入ったビーフシチュウ、食材を変えることができる天丼などなど。

ちなみに私、宮下は天丼を注文しました。

じつはこの天丼、普段は白身魚の天ぷらがメイン!

しかし、食堂スタッフへお願いをすると白身魚を海老に変えてくれます。

知っていると、お得な情報ですよね。

海老の好きな方はぜひ食堂スタッフにリクエストしてみてください。

インコースよりアウトコースのほうが難しいかも?

さて後半のラウンドを駆け足でご紹介します。

後半はアウトコースをラウンド!

アウトコースとインコースを比べると、私はアウトコースの方が難易度が高いと感じました。

その理由は空中ハザード(上空に伸びた松の枝)、ウォーターハザード、アゴの高いバンカーなどなど戦略性の高いホールがアウトコースの方が多くあるからです。

大きな傾斜は少ないが・・・

大洗ゴルフ倶楽部のグリーンには大きな傾斜はあまりついていません。

しかし速くて、傾斜の読み間違いを起こしやすいグリーンになっています。

初めて大洗ゴルフ倶楽部をラウンドされる方は、キャディさんに、ラインについてしっかりアドバイスしてもらいましょう。

間違いなくスコアメイクの近道になるはずです!

大きくてアゴの高いバンカー

アゴの高いバンカーはイギリスのコース設計家のチャールズ・H・アリソン氏が得意とするデザイン!

また日本独自の言い方ではありますが、「アリソンバンカー」と呼ばれています。

大洗ゴルフ倶楽部を設計した井上誠一さんは、青年期に霞が関カンツリークラブ・東コース改造工事でチャールズ・H・アリソン氏と一緒に仕事をし、大きな影響を受けたと言われています。

そのデザインが大洗ゴルフ倶楽部へも引き継がれているのかもしれませんね!

テクニックを試される7番ホール

そして難易度の高い7番ホールです。

このホールは大洗ゴルフ倶楽部を設計した名匠井上誠一さんの特徴であるS字のホールです。

とくにセカンドショットが超高難度!

ドローボールが打てないとフェアウェイをキープするのが非常に難しくなります。

しかも、軽いドローボールが理想。

少しでも右に打って飛びすぎると右の斜面に止まってしまい次のショットでグリーンを狙えなくなります。

反対に曲がりが強くなりフックしてしまうと左の松林に入ってしまいます。

コントロールされた完璧なドローボールが求められるホールなのです。

ゴルファーの力量を試されるホールであること、間違いなしです。

一度は訪れたいコースです!

大洗ゴルフ倶楽部は開場してから60年以上が過ぎました。

創設者の友末洋治さん、さらに設計者の井上誠一さんはすでに故人となってしまいました。

しかし、お二人の大洗ゴルフ倶楽部へ向けた理念は現在でも受け継がれています。

名門ゴルフ場の趣はますます深まり、熟成度を増しています。

日本のゴルファーなら一度は訪れてみたくなるゴルフ場ですね!

以上、大洗ゴルフ倶楽部初ラウンドの様子でした。