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ゴルフコース・練習場

ミラクルゴルファー★まもプ(蝶首亭塗立)

~まもプの建ごる探訪~part5「消えてしまうホール」編

「建ごる探訪(たてごるたんぼう)」ということでゴルフに関するモノをテーマにしてちょっと変わった視点でお届けすることにしました。

建物だけではなくゴルフに関して「なんだ?」「なるほど!」「すごーい!」など独自の視点でチェックしてレポートします。

茨城県の潮来カントリー倶楽部にお邪魔しました

getty

おはようございます! まもプです。

今回の「建ごる探訪」は、「あやめの名所の潮来にあり樹木にセパレートされ、女子トーナメントやシニアプロ競技の開催実績もある名門コース」である茨城県の【潮来カントリー倶楽部】を訪れてみることにしました。

さてさて、今回はどんな驚きが待っているでしょうか。。。

このゴルフ場は茨城県と千葉県の県境に近い「潮来」にあります。

東関東自動車道「潮来IC」から10分ほどの場所でアクセスもいい所です。

霞ヶ浦や利根川などが近く「水郷の町」としても有名な地域であり、江戸時代には水運の町として栄え「あやめ(花菖蒲)」と言えば「潮来」と言われる地域です。

こんなのどかな場所にも近代化の波が訪れているらしく驚きがあるようです。

早速、お邪魔してみましょう~。

静かな佇まいの名門コース

潮来カントリー倶楽部は、女子のトーナメント開催やシニアプロの競技などの開催実績もある難易度が高く飽きの来ないコースです。

アウト、イン、サウスの27ホールでレイアウトされていて、比較的フラットでメンテナンスが行き届いたメンバーシップコースで、会員の数も少なく静かで落ち着いてプレーできるゴルフ場なのです。

通常通りプレーしている限りでは「建ごる探訪」でレポートするような驚く発見はありませんし、そんな雰囲気があるようには感じません。

しかし、このコースにはこれから訪れる大きな問題があるのですが、このことはあまり知られていないのかもしれません。

今回はそのある問題に注目してみました。


潮来カントリー倶楽部
茨城県潮来市築地700
(最寄高速道路)東関東自動車道潮来

とある問題とは?

※写真は14番ホールのティーグラウンドからの風景

このゴルフ場へ訪れるためには東関東自動車道を走り、潮来ICで降りてくる必要があります。

この東関東自動車道は開通から長らく潮来ICを終点としてきました。

しかし物流や観光などの利便性を考え、東関東自動車道は延伸が決まっています。

潮来ICから北の鉾田まで東関東自動車道水戸線としてつながり、茨城空港を通り常磐道自動車道へつながることになっているのです。

「これは便利になってイイね」

ということだったのですが、潮来ICから延伸になった場所が潮来カントリー倶楽部の敷地に掛かる場所となっているのです。

※東関道自動車道水戸線、延伸予定図(GoogleMapより)

東関東自動車道水戸線は潮来カントリー倶楽部のインコース13番と14番の上(下?)を通り鉾田方面へ向かう予定となっています。

道路の工事はまだ先となるのですが、先にゴルフ場側のなくなってしまう部分の改修再生が行われることになったそうで、近日中には改修工事が開始され、13番(パー3)は後方へ、14番(パー4)は大幅な変更がされるそうです。

コースのレイアウトの詳細はまだ発表されていませんが、現在の13番のほぼすべてと14番のティーグラウンド周辺から150ヤード付近までが高速道路になってしまうようです。

通常にプレーしている限りでは工事が行われることなどはまったく気が付かないのですが、14番のティーグラウンドから敷地の外を見てみると驚きの光景となっていました。

すでに敷地のぎりぎりまで重機が走り回り、山は切り拓かれて削られ埋められています。

これを目にすると「ええ~もうそんなに工事してるんだ」と驚くかもしれません。

※写真は14番ティーグラウンドの左側

元々はゴルフ場自体が人工的に作られたものですから、そこに人工的なもの(道路など)が作られ便利になることは仕方がないことです。

道路を利用する人とゴルフ場で楽しむ人の割合を考えたら、道路ができて便利になったほうがいいのはわかりますが、ゴルフを楽しむ一人のゴルファーとして、18ホールや9ホールのトータルで設計さてレイアウトされているのを考えると、2ホールだけ改修&変更されてしまうのは残念ですし、なんだか寂しい気持ちでもあるのが正直な気持ちです。

今後改修されて「前よりよくなったね」「真後ろに高速が走ってるなんて!」とポジティブな感想が聞かれるようになることを願いつつ、今のゴルフ場を楽しんできました。