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レッスンプロ・クラフトマン 河野
ゴルフで得をしている人の話 奇跡のような人
S様は、私がレッスンプロになってから一番最初に生徒になってくれた方です。
5000人規模の会社の社長を、平社員のS様がゴルフの弟子にしているお話です。
ゴルフで得をしている人の話 奇跡のような人
こんにちは。レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
今回のお話の主人公は「90歳でエージシュートをした女性の話」の中に出てくる「若いライバルS様」の話です。
私は50歳からレッスンプロになったのですが。
S様「俺が、河野さんの最初の生徒になります」と言ってくれ、とても感激をしました。
その気持ちの優しいS様の話は、まるで現代のおとぎ話のようです。
話の内容は、テレビドラマにも映画にもなりました、漫画の『釣りバカ日誌』の主人公そのままに、平社員が自分の勤めている会社の社長をゴルフの弟子にするという話です。
平社員なのに社長がゴルフの弟子!
従業員20~30名の小さな会社なら、そんな事もあるでしょうが、S様の勤めている会社は、全国規模の会社ではありませんか。
従業員5000人に迫る、その業界の関東では1番の会社で、現会長はその協会の理事長を務めた事もある人物です。
S様がまだ平社員の頃、「ゴルフが上手く人間性も良い」と会社で評判になり、時々上司や役員に呼ばれゴルフを教えていたところ。
それを耳にした会長が「今度の会社のコンペ、S君と回れるように」との話になりました。
ゴルフ版『釣りバカ日誌』
1回ゴルフを一緒にすると人間性が丸わかりになってしまいますが、会長は、S様を気に入り「倅(せがれ)にゴルフを教えてやってくれないか」と言う事になり。
平社員なのに社長を教えるという立場になりました。
社長にもS様の裏表のない人間性が伝わり信頼を得て。
「Sさんまたお願いします」と度々お声が掛かり、レクチャーしているそうです。
今では、多くの役員達も彼の弟子になっています。
S様「先生、俺ゴルフで得をしています」
本当にその通りだと思います。
しかしS様はよく働いて、会社に貢献しています。その点では「釣りバカ日誌の・浜ちゃん」よりすごいですね(笑)。
ゴルフ練習場でアルバイトをしていたS様
私とS様との付き合いは長く、S様は元々私のショップ「ビッグキャリーゴルフショップ」のお客様でした(今年で24周年です)。
S様は近くのゴルフ練習場でアルバイトをしていて、当時17歳でした。
時々見えては、クラブを買ってくれたり、修理の仕事をさせていただいていました。長い間、S様の節目節目を見て来ました。
次回は、S様にお教えしているスイングについてお話を致します。
レッスンプロ・クラフトマン 河野でした。